2020年の広島開幕スタメンを「若手厨」の視点で妄想してみた

12/29追記:菊池涼介残留表明前の予想スタメンを書いていたので差し替え。

緒言

以前、ブログに書いたネタの2020年版。
いわゆる「若手厨」と呼ばれるような人たちが
今年の開幕スタメンに妄想していそうなオーダーと投手陣を考えてみた。
あくまで「『若手厨』ならこう考えるだろう」というもの、
たとえば毎年3月ぐらいに出ている
ドラフト絡みの某シリーズの書籍に書かれそうなスタメン候補を
考えてみたものなので、
私個人の意見ではないことはお断りしておく。
あと「若手厨」各人の嗜好についても
かなりごちゃまぜにしている部分はあるから、
中には極端な例を挙げているところもある。

打順や起用ポジションについては、
実際の2019年の数を計算して機械的にあてはめたもの。
最近は以前と比べても日替わりでの起用がかなり増えており、
また故障者もかなりの数出ていたため、
イメージとはかけ離れたチームもあるかもしれないが、
その点はご容赦いただきたい。

投手については、
2019年版は先発が7試合以上、リリーフは20試合以上登板の選手を記載。
先発の基準がかなり緩いのは
こうしないと1週間分の6人が埋まらないチームが出てくるため。
一方の2020年版は、
先発6人、中継ぎ4人、クローザー1人の計11人とした。
2016年の時点で「一軍の投手は11人で1年間を戦う」
とのたもうたドラフト評論家がいたので、
その教えに準じている。

なお各スタッツの太字は一軍、細字は二軍のもの。三軍は載せていない。

もし「これいいじゃん」と思ってしまったあなた、
これは「数年後」じゃなく「2020年の開幕」です。
目を覚ましてください。

高卒「若手」で埋め尽くされるスタメン

画像1

2019年は田中広輔の不調と故障、
バティスタの離脱など紆余曲折あったため、
固定される傾向の強かったオーダーもかなり変化していった。
バティスタ離脱後の右は五番以降がほぼ日替わり状態で、
ポジションがある程度固定されていた會澤と小園も
打順は日によって違っていた。

C2020F通常

菊池が残留を表明したため、
そこまで大きな変動はなくなりそうだ。
ここでは外国人2人と田中を入れてあるが、
競争結果や術後の経過などで大きく変化するだろう。
打順は気にしないでくれ。

さて、「若手厨」にとって菊池涼残留は朗報だったのだろうか。
実際に調べてみると、
「若手の出場機会が減る」といらだっている人がかなりの数いた。
最も推されている2年目の羽月はさすがに早すぎると思うんだがなあ…。
一応推せなくもないのかと言える材料は
去年の小園(210打席OPS.605)より二軍成績が良いことぐらい。
あとは控え要員として一軍に定着していた
三好匠と曽根海成もいるが、
27歳と25歳の高卒選手は彼らにとって若手に入るんだな。
野間峻祥や西川は22~23歳の時点でボロクソに叩いていたはずだが。
さらにもっと奇妙なのが、
「使ってほしかった選手」の中に29歳の堂林も入っていることだ。
菊池とは2学年の違いだが、
菊池は早生まれなため年齢差はわずか1年になる。
「若手の出番が」と言いながら堂林はいいのか。

C2020F若手

そんな彼らの願望を知る限りで反映させたものがこれ。
他の30歳前後の選手と違って覚醒させなければならないと言われた堂林や
昨年使われなかったことに激怒する人の多かった高橋大、
さらに期待株として注目度が上がっているらしい林も抜擢する。
「2020年は羽月、林を使え」という声は
結構見たのでおそらく間違っていないはずだ。
逆に同期の高卒2年目で唯一入らない中神拓都が
ちょっとかわいそうになってくるレベルである。

先発は若い高卒が基本

画像4

2019年は大瀬良やジョンソンが健在な一方で
主な先発にトミージョンから復活直後の床田や
リリーフで台頭したばかりのアドゥワが入っていたあたり、
投手の陣容がかなり不足している様子がうかがえる。
リリーフもクローザーの中﨑が不調に陥り、
終盤のセットアッパーは楽天から移籍した菊池保が担った。

そして右側が「若手厨」ならこう主張するだろうという投手陣。
大瀬良、ジョンソンはさすがに外せないが、
「若手厨」は先発を高卒の若手で固めたがる傾向が強いので
こういう組み合わせになった。
遠藤については実際に来年先発へ転向するそうなので、
競争などは関係なく当確。
アドゥワや他球団(特に千賀)などの例を見ても、
先発転向のペースが早すぎないかと思うんだが…。
トミージョンで昨年全休した高橋昂也も当然開幕ローテ。
某ドラフト評論家によれば
手術による全休が確定した後でも昨年の新人王候補だったのだから、
術後の経過に関係なく入っていなければならないのだ。
さらに球が速く「良いフォーム」の塹江も先発。
こちらも一軍で11試合投げたので、
彼らにとっては先発で開花させるべき時期なのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?