漫才 子ども

ツ:「僕たち現役の大学生コンビの〇〇です。お願いします。」

ボ:「あのー、すごい今更な話で申し訳ないんだけど、」

ツ:「今更な話?」

ボ:「お前にもし子どもが出来たら、どんな子に育ってほしいとかあんの?」

ツ:「何も今更なことないな。バリバリこれからの話じゃん。」

ボ:「いやあの、今世じゃ無理って意味で今更な話よ。」

ツ:「来世に期待ってこと?悲しいなずいぶんそれ。」

ボ:「まあ万が一今世で子どもできたとして、どんな子に育ってほしいの?」

ツ:「うーん、まあ明るく元気な子に育ってほしいかな。」

ボ:「あー、ないものねだりってやつだ。」

ツ:「なんかお前むかつくな今日ずっと。」

ボ:「あ!じゃあさ、俺お前の子どものあだ名決めていい?」

ツ:「名前決めていい?だろ普通。いねえって産まれる前の子にあだ名つけるやつ。」

ボ:「いいっしょ?」

ツ:「嫌だよあだ名にしても。どうせ変なのつけるんだからお前は。」

ボ:「じゃあ、赤ちゃんだから、、レッドで!」

ツ:「本当に変じゃねえかお前。なんだ赤ちゃんの赤英語にしてレッドって」

ボ:「じゃあルージュ!」

ツ:「フランス語だったらいいとかじゃねえから。言語で怒ってんじゃねえんだわ。」

ボ:「えー、じゃあなんだろうなあ」

ツ:「てかあだ名の由来が『赤ちゃん』ってなんだよ。みんなそうだっただろ元々は。」

ボ:「なんかいちいちケチ付けてくんの嫌だな。」

ツ:「ケチ付けるだろそりゃ、俺の子どもに変なあだ名つけてきてさ。」

ボ:「いかにも今世で子ども出来ますみたいなキレ方じゃん。」

ツ:「やめてくんねそれだから。そういうお前はどうなんだよ。」

ボ:「俺の子どもは、人に悪口言わない子に育ってほしいかな。」

ツ:「めちゃくちゃないものねだりじゃねえか。もういいよ。」

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