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人生は遠回りしたくなる

8月。

プータローになるまであと31日。各企業はだいたいお盆休みに入るから実際のところはもっと少ない。

年齢32歳、女性、独身。今まで5社経験。

どこをとっても、欠点にしかならない経歴に加えて、このコロナ禍。

母親に辞めることを電話したら、取り乱していた。そりゃそうだ、こんな理由でやめるのに加えて、次の就職先だって決まってもいない。怒りに任せて辞めてしまってるようなものだ。

いったい自分は何歳になるまで親に心配かけるのだろう。

他の同世代は、大方結婚して子供もいてという形で親孝行しているにも関わらず、自分は結婚するような相手もいないし、いい歳して職を転々として・・。


再び履歴書を書き直した。といっても、半年前にも転職活動しているので、職歴のところに追加し、職務経歴書に、前職の書式に倣って書く。大した実績なんて何も無いので、余計に書きながらも辛さを感じる。

エンジニアでも目指そうかなとなんとなく思った。

理由は何個かあるが、1つは、何か自分にスキルをつけたいと思った。今まで、営業が多かったが、色んなところで営業をしてみて感じたのは、水物商売だなということ。この会社で実績出したから、別の会社に行って実績が出せるかというとそういうわけでも無い。個人の能力ももちろん必要だと思うが、周りの環境もかなり左右される。得意先の人と馬が合うか、ちょうどその時のニーズに合っているか、サポートしてくれる内勤の方は優秀か・・。言い訳に過ぎないけど、営業経験者として、また入社して、変に期待されて、ガックリされる経験はもうしたくない。

特にこのコロナ禍中、祖母が倒れて入院した。そのときに戻りたい気持ちが強かったが仕事があるため、戻ることができなかった。仮に仕事辞めても、割とどこでも通用できるスキルがあれば、将来的にも地元に戻って仕事できるんじゃ無いかとも思った。ただ、地元で今仕事を探すのは少々ハイリスクな気がした。

あとは、何か新しいことを始めるにはこの年齢が最後かなと感じたから。

各種転職サイトから求人を探す。意外と未経験でも受け入れてくれるところはあるみたいだ。片っ端からエントリーしまくった。合計して100社くらいはしていると思う。(すごい数だと思われるかもしれないが、私は2010年のリーマンショック時に就職活動しているから、これくらいだと別に普通だと思ってしまう)

次の日から色んなサイトからメールがきた。ほとんどが、お見送り。

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