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カナル型イヤホンが好き。

イヤホンの中でも特に、耳栓のような「カナル型」が好きです。

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はじめてカナル型イヤホンを付けたとき、少しだけ世界が開けた気がしました。

ちょうど、はじめてコンタクトレンズを付けたときの感動に似ています。

いつもより彩度の高い別世界に、一瞬にしてやって来たような感覚。「空ってこんなに鮮やかだったんだ」、「世界ってこんなに広かったんだ」という、視界がぱあっと開けた感動。



イヤホンを耳に装着すると、シリコンでできたやわらかいイヤーピースが音を遮断して、それまで聴こえていた音が遠くなります。

最初に感じるのは閉塞感。

少し不安な、でもどこか安心感もある、そんな矛盾した気持ちになります。


スマホを操作して、五十音順に並んだアーティスト名からお気に入りのバントを選ぶ。大好きなアルバムの、大好きな曲のところまで進んで、親指で曲名をタップする。

すると、これまで薄く遠くなっていた世界が、一瞬にして輝きを取り戻します。聴こえてくる重厚な低音と、音に乗って伝わってくる心地良い圧力。

イヤホンが落とし蓋のような役割をして、耳から入ってきた音楽の対流が良くなり、頭の中が大好きな曲で満たされます。耳穴にフィットしたイヤーピースがやさしく音を押さえてくれて、いつもよりも音楽が心に沁みてくるような気がします。



そうしてその時折の音楽に酔いしれつつ、タブレットでnoteを開きます。

大好きな人のページへ最新記事がアップされていないかを確認しに行き、自分の記事にもらっていたコメントに、一つひとつ目を通して返事をする。仲良しのクリエイターさん同士がコメント欄で交流している様子を見て、なぜか微笑ましくなってにまにまする。


溜まっている下書きに手をつけて、少し更新したところで音楽を変える。聴く曲は、そのとき書いている記事の雰囲気に合わせます。縦ノリのアップテンポな曲だったり、故郷の思い出を歌った、しっとりした曲だったり。



気付くとあっという間に時間が過ぎています。


「そろそろお風呂に入らないとな」と、イヤホンを外してケースに戻し、パチっと蓋をする。

イヤホンケースが点滅し、すぐに消える。
役目を終えて眠りについたような感じがして、「お疲れさま」と言ってあげたくなります。




イヤホンの中でも特に「カナル型」が好きです。


そして、そのイヤホンで聴く音楽と、音楽を聴きながら書くnoteが好きです。

いつもありがとうございます。

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