見出し画像

【バイク教習日記32】教習54時間目にしてついに!

50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした記録です。


【4月30日 教習53時間目】

教習項目11.14.16 急制動、交通状況及び道路環境に応じた運転、高度なバランス走行 

本日も3時間コースでチャレンジ!


昨日の教習では「出来ないスパイラル」に陥り意気消沈したものの、なんとか気持ちを立て直して、本日も3時間の予約を取って教習をスタート!

5月に入ると教習所も連休で休校になる。連休前になんとか見極めを通過したい。

補習6時間目は、コース走行から開始。
昨日の「出来ないスパイラル」がまたやってくるのでは?と不安になりつつ、検定を想定して発着場からスタート。

走り始めると乗る前の不安とは裏腹に、種目もミスなくクリアして発着場にゴール。

「おや?なんとかなってる…かも」

塔の上の先生からは

「スラロームは7.6秒だからもう少し頑張って早く通過しよう!それ以外は大丈夫!次は2コース走ってみて。」

先ほどとは違うコースを走ってみる。引き続き今回もほぼミスなく走り終えることが出来た。

「昨日のあれは一体なんだったの??」

2回目もスラロームが7.5秒と0.5秒タイムオーバーしているものの、他の種目はクリア。

残り時間はスラロームと急制動の練習を繰り返す。

塔の上から降りてきた先生から

「次の時間は見極めね」と声をかけられて

「出来ないスパイラル」どころかついにきた見極めに、びっくりと嬉しさと不安が入り混じった不思議な感覚になった。

【4月30日 54時間目】

教習項目11.14.16.17 急制動、交通状況及び道路環境に応じた運転、高度なバランス走行、見極め 

ついに見極めまでやってきた!


2段階になってからの補習を重ねること6時間、ついに見極めまでやってきた。見極めにたどり着いて嬉しいはずなのに、いざ見極めとなると…。

「補習を積み重ねても出来てる感じが全くない」
「ここまで来たけど、スムーズにバイクに乗れてる気がしない」

顔を出し始めていた自信を押しのけて、「出来てない病」がにょきにょきと横入して不安でいっぱいになる。

先生が塔の上に登り、見極め開始。
1コース、2コースを走る。
特に大きなミスなく走り切ることができた。

塔の上の先生から
「うん。卒検に進みましょう」とのお言葉。

「ホントに?卒検に進めるの?」
喜びより驚きの方が大きい。

そんな喜びと驚きの中で、残り時間は各種目の練習に励んだ。

余計なことをしなければ大丈夫!



先生から卒業検定の申込についての説明を受ける。
説明を聞きながらも

「ホントに?私なんかが卒検受けていいの?」
「出来てる感全くないんだけど?いいの?」

と頭の中ではネガティブな想いがぐるぐると渦巻いている。
そのネガティブなオーラがあふれ出ていたのか、よほど不安そうな顔をしていたのだろう、先生から

「余計なことをせず、いつも通りにしていれば大丈夫!」

と声を掛けられる。

教習を開始して52時間という相当な時間が経っているというのに、「出来ている!」と感じることもないし、バイクに慣れることもなく、いつもテンパっていて余裕を持って運転するなどという境地に至ったことはない。

そんなバイクにまだ慣れてすらいない私が卒検に進むのである。
いざとなるともう少し補習を受けて練習した方がいいのでは?などと往生際の悪いことを考えてしまう。

受付で直近の検定日での卒業検定の申込をし、ロビーに掲示されている検定コースを写メして家路につく。

教習所では戸惑いと不安ばかりだったけど、家に帰り着くころになって、やっと卒検に進める喜びがじわじわと湧いてきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?