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ブライダルベンチャー企業でウェディングプランナー/マネジメント/人事を経験したのち、北…

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ブライダルベンチャー企業でウェディングプランナー/マネジメント/人事を経験したのち、北新地でキャバ嬢を経たところで、今のわたしはなにものなのでしょうか。 読書、映画、コスメを食べて生きてます。

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  • 映画感想文

    映画の感想文。基本的にネタバレなしです。

  • 溢れた雑記

    わたしの頭の中で思うことです。 熱量に伴い文章量も多い傾向にあります。 わたしの脳みそを少し知りたい方へ。

  • 出会いの産物

    文字どおり、わたしが出会った人たちと、その人たちから得たことについて。

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浮気をロジカルする

みなさんは恋人やパートナーとの初めての会話を覚えているだろうか? わたしは覚えている。 「りさこちゃんは、浮気ってどこからだと思う?」と聞かれた。  (出会ったばかりの2人。笑) 出会って小一時間経ったかどうかで、お互いのことなど首から上の見た目しかわかっていない状況の女にそんな質問する男、マジで変態だと思う。 それにわたしは、そんなこと聞かれたら、この人はもしかしてめちゃくちゃ浮気性なんじゃないかと勘ぐる。 「この会話で丸め込んであわよくば浮気してやろう」と思ってい

    • 大人とは長く生きた子どもである

      今まで出会った人の中で、心に残ってる人とそのエピソードを書く。 良い人とか悪い人とかの区別はナシ。わたしのつまらなくもウツクシイ人生にともすれば影響をもたらしたかもしれない人について。 小5のときの担任・I先生の話 冷めた小学生 わたしは中学生くらいまでの記憶がほぼない。 5歳くらいの物心ついたときから、マジのマジで心から毎日ひたすら「つまらん」と思いながら生きてきたから。 つまらんなりに何かしら心が動いたことだけは少し覚えているけど、修学旅行や何気ない友人との会話とか本

      • 女子も見るべきヤクザ映画

        自称無類の映画好きのわたし、どんなジャンルも好んで見るがバイオレンス、ホラー、サスペンスは特に好き。 リアルにビビって声出したいとか、手に汗握りたいとか、見たくないけど見たいとか、生きたいけど死にたいみたいな矛盾してる感情。 中でも最近のヤクザ映画はアツい。 綾野剛×藤井道人『ヤクザと家族』はよかった。 昭和、平成、令和と移りゆく時代の中で生きるヤクザはどんな生き物か、非道な存在のヤクザの「心」を描いてエモーショナルな気分にさせられた。 そんなある意味「感動的な」ヤクザ

        • あなたは何を「さがす」か。

          「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯、見たんや。捕まえたら300万貰えるで」 そう言って消えてしまった父・原口智(佐藤二朗)を中学生の娘・楓(伊東蒼)がさがす物語。 その連続殺人犯/通称:名無し(清水尋也)はSNSで死にたい人をさがして、呼び出し、殺害し、バラバラにしていた。 公開前からSNSで話題になっていて、わたしも楽しみにしていた。 監督・片山慎三は、これまで韓国を代表する映画監督ポン・ジュノ「母なる証明」や山下敦弘監督「苦役列車」など誰しも目にしたことがあるような

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          子宮内膜症と診断された話

          ひさしぶりに書く気になったのは備忘録。 先日、婦人科の病院に行ったら子宮内膜症と診断されたので、それにまつわる備忘録。 長い付き合いの「生理不順」 わたしは元々めちゃくちゃ生理不順で、大体2〜3ヶ月に1回しか生理がこない。 生理が始まった中学生くらいから10年以上ずっとそう。 そして生理痛というものにも全く無縁だった。 周りには生理のたびに苦しんでる子がたくさんいて、それが普通でわたしが変だと思ってた。  でも、50歳くらいまでの大体35年くらい、「月1で1週間連続でダラ

          子宮内膜症と診断された話

          15の時に好きだった曲は多分死ぬまで一生好き

          #スキな3曲を熱く語る わたしは(我ながら)とびきり音痴だし、楽器も弾けない。 でも音楽はスキだと思う。 中高時代、わたしはとても孤独だった。 かっこよく言えば孤独だし、正直言えば退屈だった。毎日がだら〜っと流れる刺激のない日々、みんな一体何がそんなに楽しいんだ?と思いながら斜に構え、惰性的に生きてる本当に(我ながら)やさぐれた子どもだった。 学校はつまらないし友達も全然いないしで、暇さえあればYoutubeやTSUTAYAの視聴コーナーで知らないバンドを聞き漁ったり、中

          15の時に好きだった曲は多分死ぬまで一生好き

          当分の間、冷めそうにありません。

          また、いい映画と出会ってしまった。 前々から気になってはいた。 だけど何となく、今度見よう、いつか見ようと再生せずにいた『湯を沸かすほどの熱い愛』 今更か!と思う映画ファンの方には申し訳ない。 でもわたしはこのタイトルの情熱的なフォントから、何となく気構えて見なければならないような、それこそ「熱さ」を感じて、時間があるとき見よう、余裕があるとき見ようと先延ばしにしてしまっていた。 そんな人、きっと他にもいると思う。 だから言いたい、見るなら今ですよ、と。 見た後には「

          当分の間、冷めそうにありません。

          無思考の賛同で世界は変わらない

          Twitterのトレンドに「雄ひよこの窒息死・圧死を禁止してください」というものがあった。 見てみると、change.orgに投稿されたキャンペーンで、「卵を産まないオスのひよこは、食用に育てられるでもなく殺処分されている。農林水産省に、オスひなの非人道的な屠殺を廃止してほしいと伝えるために、署名に是非ご協力のほど、宜しくお願いいたします!!」というものだった。 一昔前、「絶対に検索してはいけない言葉」とかいうものの中に「ひよこミキサー」というのがあったな、と思い出した。

          無思考の賛同で世界は変わらない

          母親という呪い

          2020年7月に公開された「MOTHER」を見た。 主演長澤まさみ。言わずと知れた演技派女優、その息子を演じたのは本作がスクリーンデビューという奥平大兼。 様々な愛のカタチを描く作品はこの世に星の数ほどあるが、わたしは家族愛をテーマにしたものについて関心が高い。それはわたし自身が父親の借金、暴力そして離婚というもはや王道(?)とも言えるザ母子家庭で育ち、親という生き物の在り方、主に「母親」について様々な感情を抱いて生きてきたからだと思う。 大好きで、大嫌いで、心から尊敬

          母親という呪い

          15年目の伊坂幸太郎

          わたしは読書が好きだ。 「ひらがな」という画期的なツールを体得した5才の頃から、わたしは本の虫だった。 母の実家であるおじいちゃんの家には 読み切られないほどたくさんの本があった。 シュヴァイツァーやヘレン・ケラーなどの伝記、 重厚感のある表紙の若草物語、 同じく読書好きだった母がハマっていたという赤川次郎の単行本・・・。 年季が入って黄ばんだページをめくっていく高揚感を今も鮮明に覚えている。 わたしの家はあんまりお金のある家じゃなかったけれど、小学生になれば図書館とい

          15年目の伊坂幸太郎

          軽率に屋上に上る高校生たち

          わたしは映画が好きだ。 とにかく暇さえあれば見ている。 映画館でも、サブスクでも。 特に好きなのはホラー、スリラー。 なぜかはあんまりわからないけれど、人の恐怖の感情は愛情と表裏一体であることに興味がある、のだと思う。 単純にビックリするのもエンタメ的に楽しんでいる。 かと思えば、超絶ドタバタハッピーエンドストーリーも好きだ。 軽率にキャメロンディアスを起用するような。 「泣ける」系も見る。 当然めちゃくちゃ泣く。 とにかく映画が好きだ。 「映画は暗闇で体験するもうひ

          軽率に屋上に上る高校生たち

          「ダメで元々」のススメ

          自分で言うのもなんだけど、わたしはちょいちょい運が悪い。 人から同情されるほど悪くはないけど、チマチマ運が悪い。 マーフィーの法則というものを聞いたことがあるだろうか。 マーフィーの法則(マーフィーのほうそく、英: Murphy's law)とは、「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである(それ

          「ダメで元々」のススメ

          初デートで映画に行くヤバさ

          映画は出来れば1人で観たい。 わたしはそういう人間だ。 よく、【初デートは映画がおすすめ】みたいなネット記事を見るけど、正気か?!と思う。 わたし的に映画デートはかなり高度で、もはや最終関門、突破できなくて当然くらいの難所である。 とはいえ、中高生の初々しい初デートに水を差すつもりはない。 上映中にどさくさに紛れて手を握ろうか悩んだり、こっそり隣を見て好きな人の顔がめちゃくちゃ近くにある幸せを感じたりするのは最高だ。 ただ、数百組の新郎新婦を担当してきた元ウェディングプ

          初デートで映画に行くヤバさ

          幽霊を信じられないという不幸

          わたしは幽霊を信じていない。 別に強がっているわけではない。 現に子どもの頃、初めて観た『リング』は怖かった。 お母さんと妹と3人で、近所のショッピングモールにあったお化け屋敷に入ったときには、お母さんのTシャツを妹と2人で掴んでいたから、めちゃくちゃ伸び伸びにさせた。 恐怖≒おもしろさと捉えるエンタメ的ホラーは、素直に怖がって楽しんでいる。 (わたしはかなり単純な人間なので、製作者の思惑通りにビビってると思う) 大人になった今では、むしろそんなエンタメ的ホラーが大好き

          幽霊を信じられないという不幸

          伊坂幸太郎

          10月31日追記 「読書の秋2020」に応募するため、この記事に追記編集したものをアップしましたが、コメントもいただいているのでこちらはこちらで残しておきます。 _________________________________________________________________ わたしは読書が好きだ。 「ひらがな」という画期的なツールを体得した5才の頃から、わたしは本の虫だった。 母の実家であるおじいちゃんの家には読み切られないほどたくさんの本があった。

          伊坂幸太郎

          御朱印ブームに伴うお坊さんの苦悩

          わたしは色々あって(別に複雑な理由はないけれど)2年ほどキャバクラで働いている。 2年間でいろんなお客様との出会いがあったが、お坊さんもその1人である。 お坊さんだってキャバクラに行く。 そのときは色んなお寺のお坊さんが会合だかなんだかで、集まってお仕事をしたあと、打ち上げ的に来られていた。 (ちなみにお坊さん御一行はとてもマナーのなった素敵なお客様たちだったので、もしかしたら皆さんが期待されているような暴露話は何もない。) そんなチームお坊さんの1人に、わたしは

          御朱印ブームに伴うお坊さんの苦悩