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子どもはちょっと年上の先輩の「仕事」に憧れる。

「年長さんはな、『おしごと』できんねん!!」

これまさに私の娘がそう。通っている幼稚園は異年齢クラスで、年長さんだけが出来る仕事がいくつかある。年中の頃から娘は「年長になったらこれができるようになんねん」とワクワクしていたし、年長になる直前は、年長になることへの不安も感じていた。もうその過程が本当に素晴らしくて。実際、年長になってその『おしごと』を担った時は幼稚園に迎えに行って車に乗った途端「あんな!今日『おしごと』してん!!」と大興奮しながら教えてくれた。本当に嬉しかったんだろうなぁ。

そういえば昨日、迎えにいったら棒倒しで遊んでいた。小学生(他の子のお迎えについてきたお姉ちゃん)、年長の娘、年少の子、先生の4人。年少の子はまだルールとか全部を把握できてる訳じゃないので、たまに順番を抜かしたりしちゃう。でも、その時、娘はじっと見守っていて。それを見て、「ああ、きっと娘も年少さんの頃、見守ってもらっていたんだろうな」と思った。それは彼女の経験から出たとてもナチュラルな動きに見えたから。(まぁぼーっと見てましたけど、その場に立ち会った母ちゃん、こっそりグッときましたよねw)

そんな光景を見ながらふと、こういうのが「多様性」っていうのかなぁと思った。マイクロスクールを創ろうとしている話をすると、「多様性がないんじゃないか」と言われがちなんですが、多様性は「その場にいる人の多様さ」だけだと完全じゃなくて「その場にいる多様な人との関わりの多さ」が実は重要なポイントで、だとするとマイクロスクールでも充分担保できるものだと思っていて。

それらは、ちょっと上の世代の人たちのチャレンジを近くで見て触発されたり、異年齢が交わる場でも当事者として対話のチャンスを当たり前に与えられるというその場をいかに作れるか、ということなんじゃないかと思っている。………あれ、だいぶ脱線した気がするw

でも、そういうちょっと上の先輩の「仕事」に憧れる感じ、本当にそうだなーと思うし、それによって娘の「先輩から譲り受けた優しさ」みたいなのが引き継がれてる瞬間に立ち会えたのとても嬉しかった、という話でした。(やっぱり途中脱線してたなw)

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