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どんなドラマもストーリーに引き込むための画作りの工夫をしている

はじめまして。元映画助監督で、
ドラマディレクターだった千葉英樹です。

私がドラマに携わっていたのは、1993年ぐらいまでで
もう30年以上離れてしまいました。

その間、何をやっていたかというと、
テレビの情報番組やニュースのプロデューサーや
ディレクターをやっていました。


業界以外の人から見ると
「同じ映像の世界だから、そんなに違いはないんじゃないの?」
と思われるかも知れませんが、


虚構の世界観を描く
映画やドラマなどの“フィクション”と
現実の映像を扱う
ニュースや情報番組などの“リアリティ番組”では
映像の見せ方が全く違います。


私がドラマに携わっていた時代は
虚構の世界を描いているのに
悪い意味でセット撮影や小道具など
リアリティーに徹底的に拘って来た気がします。


今みたいに何でもコンピューターで
なんでも作ることのできない時代なのに…
です。



ところが、今の時代は
会社の社員証などからはじまり
あらゆるドラマに関わるものが
本物らしく作ることができるし、
見せることができるようになりました。


逆に難なくリアリティー設定ができるからこそ、
ありえない世界を
ストーリーの面白さで
視聴者をとことん夢中にさせる
ドラマが主流となっている気がします。


そして、たった30年。されど30年
時代とともに、見せ方はスマートになっています。


当時は当たり前だった演出方法も
今では古くなりつつあるものもあります。


ただ、ひとつ言えていることは
どんなドラマや映画も
視聴者に違和感なくストーリーに
引き込むための工夫している
ということに変わりはありません。


このブログは
あくまでも、私の視点で気がついた
新しくなりつつある、
画作りの演出方法を中心に
綴っていきたいと考えています。


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