千葉英樹

ドラマや映画の助監督で、東宝特撮班などに在籍。2017年までは、テレビの情報番組やニュ…

千葉英樹

ドラマや映画の助監督で、東宝特撮班などに在籍。2017年までは、テレビの情報番組やニュースの中継担当していました。 最近放送されているドラマなど見て気がついた、『見せ方』など視覚的な工夫などを書いていきたいと思います。

最近の記事

小道具としての位牌について

現在(2024年8月)フジテレビ系月曜9時のドラマ「海のはじまり」。 このドラマには位牌が第7回まで映り続けました。 おおまかなあらすじは 月岡夏は大学時代、 あるきっかけで付き合うようになった 同級生・南雲水季と 幸せな日々を送っていました。 しかし就職活動を迎えようとしていたある日、 突然、彼女から別れを切り出されます。 それから7年。 新しい人生を歩んでいた夏は、 大学時代の友人からの連絡で水季が 亡くなったことを知ります。 別れて以来一度も会っていなかったこと

    • 人物の背後に会社名がある理由

      最近のドラマでよく見る手法があります。 それは、登場人物の背後に 会社名や学校の名前があること。 記憶に新しいものでは、 2024年4月期に放送された。 今田美桜主演の「花咲舞が黙ってない」です。 問題を起こした支店へ直接出向き、業務改善できるように指導・支援し、解決を図る部署、臨店班。そこに配属された花咲舞と相馬健のコンビが銀行内の様々なトラブルを解決していくドラマです 支店の問題点を洗い出すという仕事の性質上、臨店先ではあまり歓迎されず、行員の協力もなかなか得られな

      • どんなドラマもストーリーに引き込むための画作りの工夫をしている

        はじめまして。元映画助監督で、 ドラマディレクターだった千葉英樹です。 私がドラマに携わっていたのは、1993年ぐらいまでで もう30年以上離れてしまいました。 その間、何をやっていたかというと、 テレビの情報番組やニュースのプロデューサーや ディレクターをやっていました。 業界以外の人から見ると 「同じ映像の世界だから、そんなに違いはないんじゃないの?」 と思われるかも知れませんが、 虚構の世界観を描く 映画やドラマなどの“フィクション”と 現実の映像を扱う ニュー

      小道具としての位牌について