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先住民とEVERY CHILD MATTERS、オレンジシャツデーについて


今日はオレンジシャツデーとEVERY CHILD MATTERS ついて紹介したいと思います。

オレンジシャツデー

毎年9月30日カナダとアメリカの一部地域で先住民族が主導する草の根の記念日で、個人、家族、地域社会が住宅学校の世代間影響に対する認識を高め、「Every Child Matters(すべての子どもが大切)」というコンセプトを推進することを目的としています

特に先住民の居住地のすぐ近くにあるオノンダガカレでは学校にオレンジ色の服を着て来る人が多かったり、昨日行われた試合ではユニホームの下にオレンジ色のシャツを着たりしています。


この日は、カナダの歴史においてインディアン寄宿学校(Residential Schools)の被害を受けた先住民の子どもたちの痛みや損失を思い起こし、彼らの苦しみとその影響に対する理解と認識を深めるための日です。

この運動の始まりは、フィリス・ウェブスタッド(Phyllis Webstad)という女性の体験に由来します。彼女が6歳のとき、祖母が買ってくれたオレンジ色のシャツを着て寄宿学校に行った際、そのシャツを取り上げられたという悲しい出来事がありました。この出来事をきっかけに、オレンジシャツは寄宿学校での苦しみと抑圧の象徴となったようです。

エブリチャイルドマター(Every Child Matters)とは?


「エブリチャイルドマター(Every Child Matters)」は、すべての子どもたちが尊重され、大切にされるべきだというメッセージを伝える運動です。これはオレンジシャツデーと密接に関連しており、特にインディアン寄宿学校のシステムによる被害を受けた先住民の子どもたちの権利と尊厳を強調しています。

この運動は、過去の過ちから学び、未来の世代に対してより良い世界を築くための呼びかけです。寄宿学校のシステムは、先住民の文化や言語を抹殺し、同化政策を推進するために設立され、多くの子どもたちが家族やコミュニティから引き離されました。その結果、深い心の傷と文化的な喪失がもたらされました。

エブリチャイルドマターとオレンジシャツデーは、先住民の子どもたちやその家族が直面してきた歴史的な不正を認識し、今後同じ過ちを繰り返さないための教育と啓発活動を行っています。また、これらの活動はカナダ全土で行われており、先住民のコミュニティと非先住民の人々との間の理解と和解を促進する役割も果たしています。

なぜ日本でも重要なのか?


異文化理解は日本や国際社会において非常に重要であると思っています。オレンジシャツデーとエブリチャイルドマターを知ることで、私たちはカナダ、アメリカの歴史と先住民の苦難について理解を深めることができます。日本でも、子どもの権利保護や文化の多様性を尊重するための教育が必要だと思っています。

最後に


オレンジシャツデーとエブリチャイルドマターは、過去の過ちを認識し、未来に向けてより良い社会を築くための重要なムーブメントです。私たちがこれを知り、理解を深めることで、異文化理解が進み、子どもたちの権利が侵害されることのない社会を作る一助となるとあもいます。皆さんもぜひ、このムーブメントに参加してみてください。


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