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見ず知らずのひとたち

クリスマスから年末、年始にかけて、私が2番目に好きなシーズンだ(1番は梅雨明け頃の35℃くらいになるシーズン。一番調子良く過ごせる)
いつもはバラバラに日々を過ごす世の中の人たちが、この時期は同じように忙しなくなる様が良い。道行く人たちが速足でスタスタ歩きながら寒さに首をすくめ年末年始の予定を考えていて(たぶん。知らんけど)、世の中が一致団結してるみたいで好きだ。

こういう見ず知らずの人たちの間の"一致団結感"が心地良い。

例えば、運転見合わせや遅延で全然動かない電車の車内とか。ギュウギュウに押し入れられた車内で、もちろん嫌だし早く動け早く駅に着いてくれとは思っているけど、みんな同じこと思ってるんだと思うと隣で目を瞑りじっと耐える見ず知らずのおじさんに親近感が湧く。友達になれるんじゃね?と思ったりする。
あとは、好きなアーティストのライブなんて最高すぎる。みんな等しく同じ人に熱狂してるんだから。座席に着いて隣の人のネイルが可愛いかった日には、だ。つい話しかけてしまいそうになる。(迷惑だろうからダメダメと言い聞かせるのに必死だ)

もしみんなが一致団結したなら、この国の何かを変えられたりしないだろうか。今ここにいる私たちだけでも同じ目的を持って動いたとしたら。

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