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レヴォリューションNo.3 金城一紀

どぅもほのぼの🍵です今回は金城一紀さんの書いたレヴォリューションNo.3です



あらすじ📚



オチコボレ高校に通う「僕たち」は、三年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な監視のうえ、強面のヤツらまでもががっちりガードする、お嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ。


私見🧐


なにがあっても踊り続けるんだ

お嬢様高校に突撃するのが目的の小説です

話の構成としてはレヴォリューションNo.3、ラン・ボーイズ・ラン、異教徒たちの踊りの3つです

「ピータン大嫌い」、「フカヒレ食べたい」、「ギョーザ大好き」

この小説を読んだことある方ならニヤリとするでしょう

世の中にはこんなのも有ります

「毛沢東もびっくり」、「周恩来も驚く」、「楊貴妃も腰を抜かす」

この3つを見てピーんときた方はかなりの野毛フリークです

レヴォリューションNo.3は落ちこぼれ学校の高校生たちザ・ゾンビーズが通う高校の近くにある良家の子女が大勢通ってる上に偏差値も美女占有率も高いという本多忠勝みたいな聖和女子学園があります

平易きに行ってしまうとその学校の文化祭に乗り込んで電話番号ぐらい、あわよくば彼女をゲットしちゃおう作戦の話です

いやー青春、眩しいよお前ら

堂々と行けばええやんと思う人もいるでしょうが、聖和の文化祭はチケット性なので無理

彼女も大事だが今この襲撃の瞬間にも必死に病魔と戦ってるヒロシのためにあることをするのが大目的

その大目的を読んで欲しいなー

最高やでお前ら

ラン・ボーイズ・ランは最弱の引きを持つ山下はやらかしてしまうところから展開がスタート、亡くなってしまったヒロシの墓参りをするためにみんなが先の聖和襲撃で1か月の停学を食らった間バイトに精を出し貯めたお金をごっそりやられてしまったわけです

たまたま運が悪かっただけじゃないの山下?って思うのが自然

山下の伝説はこの作品やフライ・ダディ・フライやSPEEDを見ていただけるとこれでもかって出てきます

一例としてみんなでカンニングしてる時に山下だけ捕まる、歌舞伎町を歩いていたら決まって1人だけヤクザにぶつかり絡まれる、聖和の2回目の襲撃の時に山下だけ捕まるなどなど

エンタメ要素しかない人生を歩んでるその山下がみんなの金を持って旅行の予約をしに行った時にその史上最悪の引きを発動させてしまったわけですね

そこで我らがザ・ゾンビーズが立ち上がるわけです

そーアルバイトをする

いやいやいやと思うでしょうがアルバイトします、それと並行してカツアゲ犯をとっ捕まえようぜって話ですね

アギーの協力もありカツアゲ犯を見つけたザ・ゾンビーズはその金を取り返しに行くために渋谷へ

山下をカツアゲした奴らは超有名大学の附属高校の奴らだとわかり、そいつらがダンスパーティをやるので乗り込んで返してもらおうって算段

過激よザ・ゾンビーズ

「疾きこと早漏の如し」

この掛け声を合図にザ・ゾンビーズがおぼっちゃま学校の生徒たちがやるクラブへ襲撃をかけるのである

ある

そして襲撃をして取り戻したお金とその間バイトで貯めたお金を足してザ・ゾンビーズは沖縄へフェリーで向かいヒロシのお墓参りをした

その後ザ・ゾンビーズの面々は那覇空港に向かった

真っ青に晴れ渡った空

その真っ青な空に映る飛行機

ザ・ゾンビーズの面々が待つ那覇空港に着陸したのであった

異教徒たちの踊りはストーカー被害にあってる女性を救うために奔走するザ・ゾンビーズの話

ある日電話がかかってきて出てみると

「美女が命を狙われてるんだ」

愛してる

軽い気持ちで出掛けて行った南方が連れてかれたのは有名私立大学

そこで紹介されたのが吉村恭子という女性で、法学部の4年性で就活中

2週間前から吉村恭子の部屋に無言電話がかかり始めた

それも夜9時きっかりに毎日かかってくる

1秒の誤差もなくね

怖いそれは怖い

そこから事情を聞きボディガードの役目を引き受け、とりあえず南方が彼女の家に行き実際にその無言電話を体験してその後何もなかったので

帰宅することにした南方

階段を下り切ったところでガツンと思いっきり頭のてっぺんをやられた

あかん、暴力はあかん

そして死ね死ね死ねの囁くと共に首を絞められ

やばいってところでなんとか反撃をして吉村恭子の家に逃げ込んだ

ここからがザ・ゾンビーズの反撃となってくわけです、南方は1週間くれと良い警察への通報は待ってもらい犯人探しを始めるのだった

この小説はミステリー小説ではないので犯人は想像がつく人です

そして無事に事件を解決したらタイトルの異教徒たちの踊りの話です

最後の言葉が素敵ですね

何があっても踊り続けるんだ

もう1回青春してみようって思わせてくれる

そんな1冊でした

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