幸せになれない人

昨日のポスト?で丁寧な暮らしをしたいのに丁寧な暮らしに見える演出をしている自分を俯瞰で見てしまう、という内容を書きましたが。
こうした心理の核心をついた発言をマツコデラックスさんがしていた。
「どっか突き放してる部分もあるし、諦めてる部分もあるし、物凄い自分を客観視しすぎてるところもあるし、そういうのがいっぱい合わさった人が、幸福感を感じないんだと思うのよ」
これだな、と思った。
マツコは恋人と海に行くとか、仲良しグループで海でBBQするとか、そういういかにもなイベントを全力で楽しめないしそれに乗っかってる人を冷めた目で見てしまうという話をしていた。でも、本当はそういう冷めた目をなくして全力でその場を楽しめる彼らこそ正しいし幸せになれるのだ、とも。
とどのつまりインスタグラムやSNSで上手にセルフ・ブランディングが出来る人もこのような人ではないかと思う。見せたい自分・見られたい自分のイメージを具体的に書き出してそれを演じることに楽しみを感じられる人。演じている自分に客観的になったり突然醒めたりしない人。丁寧な暮らしにしたって当然見えない場所では丁寧さなんてないかもしれないが、それを見せない・隠す事に罪悪感や葛藤を感じない人。あるいはそれに耐えてでも理想の自分を演じる方が大事な人。

そういうものに憧れはありつつ、でも自分はやはりマツコと同じでその矛盾や俯瞰的な目線を捨てられない側なんだなぁと思う。演じ切ることができないし演じることにどこか罪悪感や後ろめたさを感じてしまう。
幸せになれない人なのだろう。

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