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ハッシュタグアイデンティティ

ご覧のとおり私はSNSのプロフィール欄をわけわからん状態にする不審者だ。
プロフィール欄をあまり真面目にやる気がない。

しかし世間ではどうやらそうした不審者は少数派で、みんなやたらに/を多用し、自身が世間に認知してほしい属性や経歴や所属を並べるのがスタンダードだとも理解している。知らないわけではない。

ずらずらと並ぶ横文字と夥しい/と変な旗で埋め尽くされたプロフィール欄を見るたびに、
多様性の時代といえど人々は未だに「何者か」にならなくてはという強迫観念に突き動かされ、肩書まみれの名刺を無料配布するという時代遅れな行為をデジタル上で嬉々として行っているなあと思う。

形が変わっただけで、人間の本質なんてほとんど変わらないんだろう。


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