父に棄てられた父が娘にも棄てられまいと必死だった愛
18歳から続けていた日記を、去年やめてから文章を書く機会がなかった。日記をやめた理由のひとつに、村上春樹が「死後困る」というような事を言っていたのが長年引っかかっていたからだが、最大の理由となった出来事はとても私用な事なので省略する。
今回村上春樹が父について語ったノンフィクション「猫を棄てる」感想文コンテストなるものをやっていたので、外出自粛中という事もあり、久しぶりに書いてみた。父について。猫について。
見て見ぬふりしていた感情を言葉という形にした時、自分の残酷さを認