サッカー日本代表について、辛口に語ろう。

唐突だが、私は、今の、サッカーA代表には、
あまり期待していない。

監督の、選手起用や戦略も、意図が見えないし、
あったとしても、
その通りにはいっていないと思う。

W杯への出場が決まったが、
死のグループに入ってしまった。

そもそも、出場権を得ることが出来るのか、
それすらも、五分五分だと思っていた。

ベテランと若手の融合が、上手くいっていない、
そんな印象を受ける。

ベテランは、必ず必要だ。

海外で揉まれた経験、そこで得た知恵や、
テクニックは、
若手の選手にはないもので、
試合の中で、必要になる時が、必ずある。

しかし、フルで出場することが、
難しいベテランもいるだろう。

そのベテランが、若手と交代した時、
どう戦うか。

それを考えると、日本は、
ベテランから若手への、バトンタッチが
出来ていないように思う。

また、メンバーが固定されている件は、
先日、森保監督が、次の試合では、
ベテランを招集しない方針を明らかにした。

W杯に出場したことのある選手が対象で、
自ずと、国内で成績を残している選手を
招集することになる。

今までは、どうしても、海外組が主力だったが、
今回は、国内組の活躍も、期待出来そうだ。

しかし、W杯本番の時、ベテランを外すとは
思えない。

この試合で、猛烈にアピールしておかなければ、
本戦には選ばれないだろう。

国内でも、観ていて面白い試合は、
たくさんある。

先日の、清水エスパルス対横浜F.マリノスの試合は
面白かった。

リーグ1位の横浜に、真っ向勝負を挑んだ、
17位の清水。

両者とも、足を攣りながらも、
最後まで、よく走り、ゴールを狙い続けた。

結果、横浜が勝ったのだが、
とても17位のチームとは思えない、
清水の戦いぶりだった。

この日、国立競技場に集まった観客は、
約6万人。

7割が、清水のサポーターで埋め尽くされた。

これだけの大観衆を集める力を、サッカーは、
Jリーグは、持っている。

それなのに、A代表には、期待が持てない。

先日の試合、格下と見られる相手に、大敗。

何がいけなかったのか、チームのアナリストは、
洗いざらい書き出すべきだ。

そして、ハッキリとしたコンセプトを打ち出し、
選手は、それを実行出来る者を選ぶ。

監督も、Jリーグの色々な試合を、視察しているし、その中で、良い選手もいただろう。

元海外組だから、ではなく、
ずっとJリーグで戦ってきた選手にも、
良い選手はたくさんいる。

そもそも、本戦で、死のグループに入ることになったのは、
予選で勝ち切れず、グループ2位になったからだ。

そこから、ほぼ、メンバーを変えていないのだから、
本戦で勝てる見込みはない。

先に書いた、清水の選手たちのように、
足が攣っても走り、ゴールを狙う、
それくらいの気概を持つ選手を選んで欲しい。

足を引っ掛けられた、と、ピッチで転がり、
ファウルをアピールするのではなく、
さっさと起き上がって、また、ボールを奪いに行く選手を。

女子の選手は、皆、そうだ。

黙っていても、観客が集まる男子は、
自分達が、いかに恵まれているかを、
自覚した方がいい。

そして、女子は、世界一になっているという
事実を、もっと意識した方がいい。

男女の差はあれど、
女子の、勝ち続けなければ、自分達の未来はない、という、危機感や覚悟を、見習って欲しい。

試合をすれば、
ゴールデンタイムに、放送してもらえる男子は、
それだけ注目と期待を背負っているのだから。

その答えは、カタールW杯で、
見せてもらおう。