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クワイエットアワーは希望。

クワイエットアワー(quiet hour)。

聞き慣れない言葉だが、これは、
光や音に敏感な方々が、
安心して買い物出来るように、

・店内のBGMを流さない
・店内の照明を落とす

など、店側が配慮する時間のこと。
大体、1時間くらいだという。

残念ながら、私が住んでいる所では、
実施されておらず、
苦痛に思いながら、買い物をしている。

また、水族館でも、
クワイエットアワーに、
障害を持った子供達が、参加することが
あるそうだ。

普段だと、順路を逆走したり、
奇声を発してしまいそうな子供達は、
水族館に、気軽に行けない。

そこで、こういう子供達も
参加することを告知した上で、
クワイエットアワーを実施するそうだ。

光、音に敏感な子供達は、
しっかり準備をしてくるので、
トラブルなどは、ないという。

光、音に敏感な人にとって、
何が苦痛かというと、

・大きなBGM
・明る過ぎる照明

なので、イヤーマフで音を防ぐ、
などの対策を取れば、
多少、足音がしようが、魚などを
見られる興味が、勝るだろう。

私も、子供の頃、
水族館に連れて行ってもらっても、
水族館側が、意図的に照明を
落としていて、
BGMの静かな所から、動かなかったそうだ。

イルカのショーは、途中で、
母と席を立った。

派手な演出に、大きなスピーカーの音。
イルカが跳ねるたびに起こる、水の音。

それに、耐えられなかった。

しかし、クワイエットアワーでは、
マイクを使って進行するのではなく、
技ごとに紙に書いて、観客に知らせる。

だから、マイクは使わない。

今なら、クワイエットアワーを
実施している、水族館に行きたいと思い、
調べたら、県内に1件だけあった。

しかし、家から、片道3時間。

諦めざるを得なかった。

これなのだ。

クワイエットアワーは、
良いことばかりではない。

目的地が、いくら近くても、
その目的地に行くまでが、問題だ。

車の音や、電車の音が嫌いな子供達なら、
それらに乗るのは、なかなか難しい。

街を歩いていても聞こえる音に、
耐えられない子供達もいる。

これは、これからの課題だろう。

各家庭で、しっかり準備をして、
水族館に向かうしかない。

私は、近くのドラッグストアが、
クワイエットアワーを実施してくれたら
いいなと思う。

化粧品の宣伝が、小さな画面で常に
流れている上に、店内BGM。

店員の呼び出しも、頻繁。

耳栓で対処しても、限界がある。

結局、じっくり品物を見ることが
出来ない。

今度、意見箱に、投書してみよう、
と思う。

取り入れてくれたら、耳栓なしで、
じっくり買い物がしたい。

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