Road to ポルノグラフィティ 〜私の音楽遍歴②中高生編〜
20代でポルノグラフィティに出会うまでの長く永い旅路、中高生編。
まだまだポルノさんには出会いません。
でもここらあたりから、先月因島運動公園や横浜スタジアムで開催された因島・横浜ロマンスポルノ'24〜解放区〜のSEとして流れていた、彼らがティーンの頃に聴いていた楽曲たちに一つ年下の私も出会うわけです。
多少好みは違ったりしますが当時の音楽シーンをなんとなく掴んでくれたら嬉しい。
ちょうど多感な中学生時代の80年代後半から日本ではバンドブームが起こりました。
それまではアイドル歌謡を聴いていた人が突然髪を立て始めたり、文化祭のためにバンドを結成したり。
明星などのアイドル雑誌の切り抜きを下敷きに入れていた人が、突然PATi-PATiの切り抜きに変えていたり(隣の席の子、米米CLUBの切り抜き入れてたなぁ)。
ミチのミはミーハーのミなので当然のように流行りに乗っかりました。
私が好きだったのはBARBEE BOYS、UNICORN、JUN SKY WALKER(S)などなど。
X-JAPANやZIGGY、RED WARRIORS、聖飢魔IIのようなハード系ではなくポップ感も程よくあるようなバンドが好きでした。イカ天もよく観てましたね。
それにUNICORNはやっぱり地元の星ですから。ジュンスカの寺岡呼人も(この頃から広島出身に弱い傾向あり)。
その中でも特にバービーは聴くたびにドキドキしてました。多感な中学生には刺激が強い。
1989年にシングル『目を閉じておいでよ』がリリースされた直後、歌詞がエロいと授業中に歌詞カードがこっそり回覧で回ってきたりして。
それに何といってもKONTAと杏子のあのハスキーボイス!
ちょうどその頃バンド系以外にもビルボードのヒットチャートに載るような洋楽も聴いていた頃で。
当時ソロ活動が活発だったSting(THE POLICE)やDon Henley(Eagles)と合わせて勝手に世界三大ハスキーボイス男性ボーカルとして崇めていました。
一時期昭仁さんもハスキーボイスな時期があったので、ハスキーボイス好きとしては沼る要素だったのかもしれません。
ちなみに女性三大ハスキーボイスは杏子、葛城ユキ、中村あゆみで良いでしょうか?同世代の方々。
他にもTHE BLUE HEARTS、BUCK-TICK、カステラなど。
深夜の音楽番組(ミュージックトマトJapan)を録画して必死に新しい音楽を吸収してました。
バンド以外にも岡村靖幸、松岡英明などなど。
そんな中で私が1番好きだったのはLÄ-PPISCH(レピッシュ)。スカというジャンルを初めて知ったのは彼らのおかげ。
MAGUMIの変幻自在なボーカル、そして私が最も好きだったのは不条理なお伽話のような上田現の歌詞と情緒豊かなメロディ。
小学生まで歌謡曲をよく聴いていた私にとってレピッシュはとにかく衝撃的でした。
人生で初めてオルタナティブロックに触れたのもレピッシュが初めてだったかも。当時はそんな音楽ジャンルがある事は全然知らなかったけど。
オルタナティブロックについては、10代後半から今に至るまで私が好きなメインコンテンツとなっていきます。中高生の時に礎ができていたのかもしれません。
そんなレピッシュに関しては、2008年に再び大きなブームが私の中でやってきます。それは悲しい出来事、上田現の逝去とともに。それはまたの機会に。
でもバンドブームも少しずつ終焉を迎えていきます。
はじめにお伝えしたとおりミチのミはミーハーのミ、なので高校生になると徐々に尖ったバンド系を聴かなくなり、DREAMS COME TRUE、CHAGE and ASKA、B'z、福山雅治などヒットチャート上位の曲を聴きつつそれを友だちとカラオケで歌うと言った感じ。
ちょうどカラオケボックスというものが市場に増えてきた90年代前半なので、自分も歌いたい!が強い時代だったのかもしれません。
なので高校生の頃はそんなにむさぼるようには音楽を聴いてなかったかも。歌いやすい曲、みんなで盛り上がりやすい曲を聴く。そんな感じでした。
そして大学に入ってから少しずつ自分の好きな音楽というのが確立していきます。
大学編に続く。