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ニュースつぶやき:「日本に「本物の城」は12しかない…城めぐりを楽しむ人たちに伝えたい姫路城と小田原城の決定的違い」

 トラブルがすぐに片付いてひと安心!これで枕を高くして眠れますわ!


 ごきげんいかがでしょうか、引き続きお嬢様月間のわたくしです。



 奇しくもnoterの千世さんのお城に関する記事を読んだ直後にこのニュースを見つけて、少し驚きました。そして今夜の博士ちゃんも備中松山城……これは日本の城に目を向けろという啓示……?


 日本に、本物の天守を備えたお城は、わずか12。
 天守を持つお城の総数で言えば60ほどあるそうですけど、その外観は歴史的に正しいものと言えるかは微妙なようです。

 もちろん、それが再建造された復元城であることをわかっていればそれほど問題ないとは思います。以前旅行した大阪で、大阪城に登ったときも(これがあの大阪城!冬の陣、夏の陣を戦った!へーーー!)とはなりませんでしたし、そもそも内部は博物館化しているので、これが歴史に出てくる「あの」大阪城とは違うものだということはちゃんと認識していました。

 しかし、なんの前情報もなく、旅した土地でいきなり未知の城郭に出くわしたら、(まあ……この地にもお城を構えるような歴史が存在しましたのね)と思って調べ始めると思いますの。そして調べた結果、実は観光客誘致のために造った、歴史も何もない、ただそれっぽい物であったら。
 それだけなら肩透かしを食うだけで済みます。けれど、実際にお城の存在した歴史があって、復元したお城もかなり本物に近づけた──そして観光用に改変を加えた姿をしていたら。

 これは、誤認する恐れが大ですわ。

 バルコニーとか、ガラス窓とか、明らかに現代で追加したとわかるものならまだしも、破風の数が違うとか、場所が違うとか、そもそも最初から天守はなかったとか、そうした素人目で一見してわからないような改変を加えてしまうのはどうかと思います。

 改変するのが悪だと言っているのではありません。改変したことがわからなくなってしまうのが問題なのです。
 ランドマークとして、地域のシンボルとして、お城を新たに建てることに反対はしません。しかし、その場合は、「これは後世に再建されたレプリカであること」をわかるようにしておく必要があると思います。まして歴史あるお城の名を冠するならなおさら。


 歴史的価値と、観光資源としての価値。どちらも大切だと思います。歴史の改竄かいざんにならないよう、改変したことも歴史として残るよう、情報は正しく仕入れていかなければなりませんわね。知っていると知らないのとでは、見える景色の解像度がまるで違ってきますわよ!(≧▽≦)





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