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2023年夏アニメ 1ヶ月感想

■AIの遺電子

 思ったよりAIを搭載したヒューマノイドに人間味がありましたわ。いろいろ考えさせられるという意味では前評判どおり。意中の女性に振られた男性が脳にインプラントした疑似恋愛ゲームにのめりこんでいくシーンには、現世界でAIチャットの末に自死した男性のニュースがあったこともあり、戦慄しました。主人公の目にハイライトが入っていないのが不気味かつ何かの伏線ぽくて気になりますわね。視聴継続。



■死神坊ちゃんと黒メイド 第2期

 安定のお色気ラブコメ。やはりわたくし的にはキャンバスに描いた油絵のような背景美術がたまらなく刺さりますわ。新規キャラクターもかわいくてミステリアス、独特の世界観にハマります。そしてなんと言っても主役の二人が(キャラを保ったまま)歌うOPソング。わたくしの大好きなレヴュー調!OPはスキップするのが常ですけども、これは飛ばせませんわ!視聴継続。



■好きな子がめがねを忘れた

 う〜〜〜〜ん
 絵はキレイ。髪がなびくアニメーションにも力が入っている。ヒロインかわいい。OPソング良い。
 しかしですね……アニメーションそのものに違和感があるんですの。今までに見たことがない動き方をすると申しますか、本当にこれで完成ですの?という粗さもしくはこなれてない印象を受けます。影や鏡像が映っていないシーンがいくつかあるんですよね……
 話の内容は棟方志功レベルで近眼の女子が眉間にシワを寄せながら男子の顔をワシッとつかんでグイッと顔を近づけて『あ、〇〇君か』と、そんな感じ。いわゆるムズキュン……いやそんな展開あるかーい!ですわ!ヽ(`Д´)ノ 一応視聴継続。



■スプリガン

 古代遺跡、オーパーツ、謎解き──好きなもののはずなのに、どうしましょう、ぜんぜん面白くありませんわ……
 不自然に展開が早く、キャラクターにもあまり魅力があるとは言い難く、モブをダース単位で虐殺しては黒い原油みたいに(規制?)していく展開が4回も続くとさすがに遠い目をしたくなります。
 何よりも主人公が語る古代のロマンが『ナスカの地上絵!』『黄金シャトル!』など、身も蓋もない言い方をすれば、古臭いものばかり。世代の差はいかんともしがたかったですわね……4話で切り。



■ダークギャザリング

 これは一体どんな層を狙った作品ですの?
 毎回車でお出かけして怪異を狩る筋立てですけども、絵柄のせいかあまり怖くはありませんし、どのあたりがクレイジーなのかも今のところ不明。1話の半ばから倍速視聴、3話で切り。



■Lv1魔王とワンルーム勇者

 今期の筋肉アホ枠という見立ては間違っておりませんでした。元勇者マックスの落ちぶれっぷり、そこに押しかけ女房的に訪れる元魔王(3等身の幼女)のオカンっぷりが、な〜んにも考えずに楽しめますわ。寝起きに無呼吸症候群で心配される勇者は初めて見ましたし、魔王城のある純ファンタジー調の世界から人間の王国に移動する間に、急激に現代日本みたいな世界に変貌していくのにはお腹を抱えて笑いました!
 声優に恵まれているとも言える本作。元勇者マックスは中村悠一さん、シリアス演技のときはかなりブチャラティ。あと大空直美さんのンナァーッハッハッハッという汚い笑い声(褒め言葉)がタマモクロス(※ウマ娘)以外で聴けるのが楽しいですわね!



■アンデッドガール・マーダーファルス

 たまたま前期の時間指定が残っていたので録れていたものですわ。生首の美女が探偵という奇想天外な作品。時は明治30年という舞台背景もわたくし好みですし、アーティスティックな絵作りも好み。正直なところ、1話でギュスターヴ・モローの「出現」という作品をオマージュした画面が出てきた段階で心を奪われてしまいました。まったくのノーマークでしたけど、大当たりかもしれません。3話使って1エピソード完結というペースが気になるところ。視聴継続。



■自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う

 これも前期の時間指定が残っていたので録れていたもの。主人公の転生先がまさかの自販機というアイデアに惹かれて少し見てみることにしました。自分の知っている自販機にならなんでも変身できる主人公、なんと「酸素の自販機」に変身したのには驚きました!昭和41年の日本に、そういう自販機が実際にあったそうですわ!自分の知らない知識を得られるのは良いことです。とりあえず視聴継続。





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