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女性と男性は別の生き物 - 非モテ男性が陥る致命的な誤解

「女の子をヨシヨシしてあげるチー牛」のことが「ヨシ牛」と名付けられました。

非モテ男性(男性の半数以上がここに該当します)は、女性から好感を得るために、女性に対して優しくしたり、親切にしたり、接触や関係性を持とうとすることが多いです。

しかし、その結果はどうなるでしょうか。女性に対して親切にしたり、優しくしたり、世話を焼いたりした結果、女性がそのヨシ牛のことを好きになったり、付き合ったりすることはほとんどありません。

むしろ、積極的に女性に対して親切にしたり、優しくしたりしようとしてくる非モテ男性に対して、まるでストーカーかのような扱いをしたり、そのような目で見てくることも少なくありません。

このような悲劇を経験した男性は少なくなく、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

では、なぜこのような非モテ男性が女性に対して優しく振る舞っても、それが恋愛において逆効果になってしまうのでしょうか。

僕なりに説明してみたいと思います。

根本的な原因は、そもそも女性に対して優しくしたり、親切にすれば好意が返ってくるであろうという考えが間違っているという点にあるでしょう。

親切にすれば、その分の見返りとして親切ポイントのようなものがたまり、相手にとって自分の評価が高まるというのは、確かに存在します。これは「返報性の法則」という言葉でも知られています。

しかし、返報性の法則は、あくまでもお互いの関係が対等以上の場合に発生するものだと思います。

例えば、完全に対等な関係性の中で、何かを与えた側と与えられた側がいたとします。与えられた側は貸しができているので、与えた側の方が貸しを持っている分、立場が少しだけ上になります。貸しを作ってしまった方からすると、何か返さなければならないという負い目や感情が生まれるのです。

上下関係がある場合の例を挙げると、上司があなたに対して仕事以外の部分で親切にしてくれたり、便宜を図ってくれたりした場合、「この上司はいい人だから、この上司のために頑張ろう」という意識になるでしょう。しかし、逆にあなたの部下があなたに対して仕事以外の部分で手土産を持ってきたりした場合、それは「ごますり」に見えるのです。

そのような状況では、「ごますりをしないで、言われた仕事をちゃんとしろ」という感情になるのではないでしょうか。

これが、非モテチー牛が女性に親切にしたりした場合の女性のリアクションや返答となります。

女性から非モテ認定されている男性が女性に尽くせば尽くすほど、男性側の立場は弱くなっていくのです。

女性から見ると、「こいつは必死で私に貢ぎ物を送ってきて、私と近づきになりたいと考えているような男」、つまり、何かしらの親切にしたりお金を払ったり貢ぎ物を持ってこないと私と対等に接することができないような非モテ男性だという認識が強化されていくのです。

このような考え方は今に始まったことではなく、大昔から女性は男性をそのように見るものだったのです。

例えば、バブル期には、このように女性に対して親切に自分の労力や財産を差し出す男性のことを、「アッシーくん」や「メッシーくん」と呼んでいました。

このように、女性は基本的に自分より下位に位置する男性のことを便利な道具ぐらいとしか認識せず、そのような扱いしかしないような生き物であることを歴史が証明しているのです。

にもかかわらず、現在の男性もなぜか太古の昔から同じように、女性に気に入られるために不毛な親切を女性に提供し、結局、さらに非モテ男性として認識されるような行動を取ってしまうのでしょうか。

僕なりの回答としては、男性が女性を同じ生き物だと考えてしまっているこの認識の誤りが根本原因だと思います。

「親切にしたら、親切にした好意や何かしらの返答が帰ってくるはずだ」と考えるのは男性の論理です。

女性は平気で男性の親切心や行為を踏みにじることができる生き物なのです。

これはなぜかというと、女性の性格がたまたまひねくれているというのも1つの理由ではありますが、全体的な傾向として説明するのであれば、恋愛市場においては女性の方が男性よりはるかに立場が上位にあるということです。

つまり、一部の男性、上位の2割ぐらいだけが女性と対等な立場で接することが可能であり、その他の男性は女性から見れば、あくまで恋愛市場というゲームのルールの中では女性の方が圧倒的に上位なのです。

そのため、女性からすると、自分より格下の人間が常に自分に対してすり寄ってくるために貢ぎ物を持ち寄ってくるという認識となるのです。

男性からすると、親切にした分、返報性の法則で返ってくると思っているのかもしれませんが、その法則は成り立たず、ただの「ごますり」になってしまうということですね。

男性と女性では、もともとの本能的な性的な役割のための認識の違いなどもありますが、そもそも生まれてから20年ほど、全く別の世界を見て生きてきている別世界の生き物なのです。

そのため、男性側の常識で考えて「こうやれば人間はこのような反応を返してくるだろう」というものをそのまま女性に当てはめてしまうと、大抵間違いだということです。

もし女性に対して望む反応が得られなかったり、良かれと思ってやったことがうまくいかなかったりするのであれば、そもそも女性というのは男性とは全く別の感覚を持った生き物だということをしっかりと腹落ちさせるのが、一番最初に取り組むべきポイントだと考えています。

それも、単なる上っ面の知識としてではなく、腹の底から理解し、深層心理のレベルから「女性なんて男とは別の生き物でしょ」と思えるぐらいまでしっかり腹落ちさせないと、あなたの考える行動は全て空回りしてしまうのです。

ただ、ここまで行ってもなかなか腹落ちまで持っていけない人が多いので、例えとして「犬と猫ぐらい違うよ」というのをよく話します。

犬に餌を与える前に「お手」や「お座り」などの芸を覚えさせ、芸をしたら餌がもらえるということを覚え込ませますよね。でも、それは犬だから覚えるのであって、同じことを猫にやっても覚えません。「なぜ猫が覚えないのか」と思って一生懸命猫に芸を覚えさせようと苦労しても無駄なのです。

だから、本当に一番根っこの部分で大事なのは、「犬と猫は違う動物だよね」ということをちゃんと理解することです。

まとめると、男性の感覚で女性を考えるのはやめましょう。女性は全く違う生き物だということをベースとして、別の人種、別の生命体としての女性を理解しなければならないということを押さえておくといいのではないかと思います。

この「女性は男性と違うよね」という考え方は、部分的には間違っています。基本的に全部違うのが基本であり、部分的に同じ部分もいくつかあるのだという考え方が正しいのです。

そのぐらい男性と女性は違う生き物だということを再確認して、恋愛市場に臨んでいけばいいのではないでしょうか。

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