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カードの種類を知ろう!

※前回の続きになります。前回を未読の場合はご一読頂けると幸いです。

エクシーズモンスター

まーた聞き慣れない名前ですよね。
なんぞや『エクシーズ』って。
まずは、例を見ていきましょう。

『黒いカード』が分かりやすい!
そして見てくださいレベルのところを。
逆からレベルが付いてるんですよ…しかもこれも黒い。
これ、実はレベルじゃないんです。
ランクといいます。
つまりこの「No.39 希望皇ホープ」はランク4ということなんですね。

さて、ではこの子を召喚するにはどうすればいいのか。
融合やシンクロモンスターの時と同じく条件を見てみましょう。
《レベル4モンスター2体》
とあります。
チューナー等の規定能力が必要なわけでもなく、通常モンスターでも効果モンスターでも…融合やシンクロモンスターでも素材になれます!
まあ、融合やシンクロも条件さえ合っていればお互いに素材になれるのですが。

では、仮にこんな状況だとします。

特殊召喚できるレベル4だ!

この『フォトン・スラッシャー』は自分フィールドにモンスターがいない場合に特殊召喚できます。
ならば、この子ともう1人レベル4が居ればエクシーズ出来るってわけです。
仮にもう1人誰かが居たとしましょう。
フィールドにレベル4が2体!
さあエクシーズ召喚…となるのですがここで問題です。
融合は融合用の魔法などが必要でした。
シンクロはチューナーが必須です。

Q.となると…エクシーズは???

A.何も要りません

なんで???
と言いたくなりますが、要らないんです。
場に特定のレベルのモンスターが規定数揃う。
基本的にそれだけでいいんです。

では、2体のモンスターをシンクロや融合の時のように墓地に送って特殊召喚……

も、しません!

なんでや!!!!!

なんと、エクシーズ召喚の素材になるモンスターは、エクシーズモンスターの下に重ねられるのです。
それによってエクシーズモンスターの素材となった扱いになります。
これ本当に大事で、フィールドからは居なくなってるんです。
素材として、存在してるんです。

なので
『フィールドから墓地に送られた時』
の効果は使えませんが
『墓地に送られた時』
の効果は使えるんですよね。
とても大きな差なので覚えておくと後で便利です。

さあさあ、ここで先程例に出したホープ君の能力を見てみましょう。

《自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX(エクシーズ)素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。》

とあります。
要は、「素材を一つ墓地に送ると攻撃を止められるよ!」ってことです。
ホープ君は都合2回相手の攻撃を止められるってことですね!
この時取り除く素材は自分が選びますし、取り除かれた素材はそのまま墓地に送られます。

と、エクシーズモンスターについてはこんな感じで!

では、エクストラデッキのモンスターの種類では最後になります。

リンクモンスター

です。
こちらも、例を見てみましょう。

何もかもが違いすぎますね

『青いカード』が特徴的……
とか言ってる場合じゃありません。何もかもが違いまくってます。
上から見ていきましょう。
名前。属性。
レベル…存在しません。
カード絵の周りにある謎の矢印
効果文…『モンスター2体』との表記
攻撃力/防御力…防御力がありません。そこにあるのは《LINK-2》とのお言葉。

順に説明していきます。

レベル

本当に存在しません。
1でも2でも、0でもないんです。
なのでエクシーズモンスターの素材にもシンクロ召喚の素材にもなれません。
表記が無い≒レベル0だからシンクロ召喚の時に適当に墓地に送っちゃおう!
…なーんて事はできません。

謎の矢印

この『LANフォリンクス』には右下と左下に付いてますね。
よく見ると8方向に矢印は設置してあって、色がついてるか否か、になってます。
この矢印の名前は『リンクマーカー』といいまして、リンクモンスターを2体目以上召喚する際に特に重要になってきます。
ここで、遊戯王のバトルフィールドを確認してみましょう。

公式の《あそびかた》ページより

これが現代遊戯王のフィールドです。
今回の記事のヘッダーにもしてますね。
拡大して頂けると見やすいかと思いますが、⑦番の場所が『エクストラモンスターゾーン』と呼ばれています。
そして、リンクモンスターは基本的に、このエクストラモンスターゾーンから召喚していかなければならないのです。
2箇所あるどちらを使うかは最初に召喚するプレイヤーが選べるのですが、2体目を出すからと言って2つ目を使用する…というのはNGです。

さて、では左側にLANフォリンクスを置いたとしましょう。
すると、リンクマーカーが①番、メインモンスターゾーンを2箇所指してますよね?
具体的に言えば左端と真ん中!!

そこです!そこが【リンク先】と言われる場所になります!

そこになら、2体目からのリンクモンスターを出すことができるのです。

※ちなみに、シンクロや融合等、エクストラデッキから出るモンスターは全てエクストラモンスターゾーンに置くことができます。
ですが、リンクモンスターはまずエクストラモンスターゾーンからスタートしなければならない、ということをお忘れなきよう!

では、リンク先である真ん中のメインモンスターゾーンにLANフォリンクスをもう一体出したとします。
では、真ん中のフォリンクス君はどこを指してるんでしょう…魔法罠ゾーンでしょうか。

…いいえ、違います。

どこも指してないんです。

この場合、次にリンクモンスターを召喚できるのは左端のみ。つまり、最初に出したフォリンクス君が指してる場所だけになっちゃいます。

なので、リンクマーカーの向きに気をつけながら展開していかないといけないんですね。


そしてもう一つ!!
このリンクマーカーが、2体のリンクモンスターを相互に指している場合があります。
例えば…

下のみ!

リンクマーカーが《下》のリンクリボーのリンク先に

上のみ!

リンクマーカーが《上》のリンク・ディヴォーティーを出した場合
などですね!

この、お互いのリンクマーカーがお互いを指している状態を『相互リンク』状態といいます。

偶然たまたまディヴォーティー君が相互リンクに関するテキストを持ってるので見てみましょう。
《② 相互リンク状態のこのカードがリリースされた場合に(ry》
とあります。
つまり、リンクリボーの下にディヴォーティーがいて、そのディヴォーティーをリリースした場合に効果が発動するわけです!

召喚方法


さて、長くなってきましたがもう暫くお付き合いください!

次は召喚の素材に関してですね。
例に挙げたフォリンクス君は
【モンスター2体】
と書いてあります。

なんと、リンクモンスターもチューナーとかリンク用の魔法とかは要らないのです!

フォリンクス君の召喚素材にはモンスターであればなんでもよしと。
融合、シンクロ、効果、通常、果てはリンクモンスターでも良いんです!

素材となるモンスター2体をリリース…つまり墓地に送る事で召喚できるのです!

この時リリースするのはLINK-nと表記された【n】の部分の数と丁度になる数のモンスターでなければいけません。
多くても、少なくてもダメなんです。
フォリンクス君はLINK-2なので2体をリリースするわけですね。


消えた防御力

どこへ行ったんだ…防御力!!

答えは簡単。無いんです。防御力が。
というのも、遊戯王のルールにおいて防御力を使うのは基本的に守備表示の時。
つまり、守るぞ!って意思表示をしてる時になります。
その場合、カードを横向きにして《守備表示》にするんです。

勘のいい人は気づいたかもしれません。
ショウ・タッカーさんに『勘のいいガキ』判定されないよう気をつけましょう。

そう、横向きが守備表示なのがよくないんです。
横向きにするとリンクマーカーの指してる先が変わっちゃうんですね。
よって守備表示はなし!
不要な守備力は書かない!
となってるわけです。

LINK-2 とはなんぞや

これも、もうお分かりかもしれません。
リンクマーカーの数です。
そして、先ほど触れたように素材の数でもあります。
ちょうど良いのでリンクリボーとディヴォーティー君も見てみましょう。
LINK-1表記で、マーカーは一つなんです。
素材も1体と明記されてますね。
そしてこれ、とても大事な要素がありまして。

【リンクモンスターをリンク召喚の素材にする時、そのマーカーの数ぶんの素材にできる】

というルールがあります。
分かりづらいですよね。すみません。
ではここでまた例を挙げましょう。

『デコード・トーカー』君です。
左下、右下、そして上に向いてますね。
条件は…《効果モンスター2体以上》とあります。

さて問題です!
このデコード・トーカー君を召喚したい時。
召喚可能なのは次の組み合わせのうちどれでしょう!全部、もしくはどれでも不可能もアリですよ。

例①

LANフォリンクスとリンクリボーが1体ずつ。

例②

↑急に出てきたけどLINK-2の子です!

セキュリティ・ドラゴンとリンクリボーが1体ずつ。

例③

デコード・トーカーとリンクリボーが1体ずつ

さて、どうでしょうか。





はい。では、答え合わせといきましょう!

答えは②のみデコード・トーカーをリンク召喚できる!
です!

①はフォリンクス君が効果を持ってないんですよね。つまり彼は『効果モンスター』では無いんです。
だからといって『通常モンスター』でもない、という裁定になります。
彼はあくまで『リンクモンスター』なのです。

②は効果を持っているLINK-2モンスター『セキュリティ・ドラゴン』が居ますね。
先程説明したように、LINE-nのモンスターはそのnの数値ぶんの素材になれますので、2体分で換算。そしてリンクリボーは1体分なので…
LINK-3 デコード・トーカー!!!
となるわけです。

③は一見いけそうにも見えます。
デコード・トーカーがLINK-3だから2体分にして…ってやりたくなります。
でも、ダメなんです。
LINK-nの数または1体分、としか換算できないのでデコード・トーカー君は『1体分か3体分』の素材にしかなれないのです。
召喚する時の素材数は多くても少なくともダメなので…1+1も1+3も3にはならないのでデコード・トーカーは召喚できないんです…

と、面倒だったかもしれませんがこれにて一旦エクストラデッキの解説は終了になります。
まだいくつも教えられてないものはありますが、全てやってたらキリがないので(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

では、次回こそ《デッキを組もう!》の回になります!

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