語学センスのある人
私の周りには、語学センス抜群な人が何人かいます。その人たちに共通するのは、
1. モノマネが得意
2. 話好きで、聞き上手
ということです。
1は、芸能人のモノマネのレパートリーが多くあるという意味ではなく、「お手本の発音を聞いたあと、それをすぐ再生できる」能力です。
これができる人は音感が良いので、リスニングにも有利です。自分で発音できない音は聴き取れないからです。
ただ、この能力がなくても音声学をやってトレーニングすれば問題ないので、気落ちすることはありません(と、自分に言い聞かせる)。
2は、「人とコミュニケーションすることに喜びを感じる」ということ。
よく「話好きな人は語学の上達が速い」と言われますが、私はなおかつ聞き上手である必要があると思います。
私が今まで見てきた中だと、話好きで自分中心でないと気が済まない人より、自分も話すけど、相手の話もまたじっくり聞ける人のほうが語学センスがあり、なおかつ上達も速いです。
何より重要なのは、語学の向こう側に「人」が見えていること。
TOEICを年に何度も受け続け、「今回もまた満点だった!」ということのほうに喜びを感じる「TOEIC職人」は、実は語学センスがありません。
なぜなら、語学センスのある人は資格にしがみつくことはしないからです。
その語学を使って、いかに人と繋がり合えるかを重視する人が真に語学センスのある人である。
これが私の実感です。
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