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「I'm a Lover, not a Fighter.」を始めます。

ご覧くださりありがとうございます。

本日より、AV女優/文筆家として活動する戸田真琴と、盟友である“少女写真家”飯田エリカによる、「グラビア」を見つめ直す新プロジェクト「I'm a Lover, not a Fighter.」を始動いたします。

I'm a Lover, not a Fighter.について

「グラビア写真」は、いつまで男性の顔色を窺い続けるのだろう。

肌をあらわにして肉感を強調された写真を見たときの興奮と、
あの子が隠れて流した涙を見てしまったときの気まずい温もりは、
ほんとうに共存することは出来ないのだろうか。

"少女写真家"として女の子の魂を撮り続けてきた飯田エリカと、
"「かっこよくなんか生きなくていいよ」って言う権利が欲しくて"AV女優になった戸田真琴。
撮って、撮られてきたふたりが改めて、グラビア表現を考える。

私たちは、魂のエロティシズムを写したい。

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本プロジェクトでは、男性の目線を意識して作られる「グラビア写真」のあり方を再定義すること、そして“誰にも見つけられないあなたを愛する”をテーマに、Instagram、noteを中心に活動をしていきます。

こちらのnoteでは、「I'm a Lover, not a Fighter.」の写真作品がご覧いただけるほか、”誰にも見つけられないあなたを愛する”をテーマに対談記事やコラムなどを掲載していくウェブマガジンとしても展開予定です。


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本プロジェクトの特徴


■厳しいルールを課した「グラビア」撮影

「I'm a Lover, not a Fighter.」では戸田真琴と飯田エリカ、協力してくださるパートナー、そして被写体とともにクリエイティブチームを結成。元来の「グラビア」とは真逆とも言える以下の条件を課した撮影を行います。

①オールフィルム撮影:予め決められた本数で、1枚1枚を大事に撮影する。
②全カット公開:“選ばれない写真”を作らない。

セレクトし、レタッチすることが当たり前の世界を生きる私たちにとっては難しいルールかもしれません。それでも、すべての「あなた」を愛したい。希望を込めて、誠心誠意写真表現と向き合います。

撮影はすべて飯田エリカが担当。戸田真琴はスタイリングや全体ディレクションで参加。また、撮影チームは固定ではなく、発起人の戸田、飯田以外は毎回変動予定です(ただし一度出演・参加した方も再度参加いただく可能性があります)。

■noteとInstagram上では400枚以上の写真全カットを残すことなく掲載

条件をもとに撮影しフィルム写真は、一切のセレクト・レタッチをすることなく掲載。noteには週に1〜2回ペースで、1記事あたりフィルム1本分の写真を掲載していきます(すべての写真をご覧いただくためには、月額サービスにご登録いただく必要があります)。
Instagramでは、noteに掲載する写真のうち一部を掲載予定です。

■「誰にも見つけられないあなたを愛する」を軸としたウェブマガジンと、月額制マガジン機能

noteで運営する同名メディア「I'm a Lover, not a Fighter.」では、2種類の月額サービスを展開。
マガジンでいただいた金額は、すべて本プロジェクトの撮影経費や運営費用に充てさせていただきます。

「I'm a Lover, not a Fighter.」に参加するには

当プロジェクトでは、2種類の定期購読マガジンを運営予定です。

マガジンの種類によって、ご覧いただける写真作品や記事の範囲が異なりますので、それぞれの特色をよくお読みになってご参加検討いただけますと幸いです。


■「I’m a Lover」コース(月額3,000円)
撮影した写真をご覧いただけるほか、戸田真琴の書き下ろしコラムやさまざまな方から寄稿いただくエッセイ記事、インタビュー記事をご覧いただけます。
また、毎月プレゼントをお届け。L版プリント5枚(掲載した写真のうちからランダム)、戸田真琴と飯田エリカとの文通ができる「お手紙セット」、プロジェクトメンバーが選んだプチギフトをご自宅にお届けいたします。
※プレゼントのお届けは、現在日本国内にお住まいの方を対象としております。


【2021/5/28(金)追記】
 ※写真は1記事につきフィルム0.5本分を基本として掲載いたします。
※noteのマガジン機能の制限により、マガジン購読開始月の前月以前に更新された記事は、ご覧いただくことができません(例 : 2021年6月に購読開始の場合は2021年5月以前に掲載された記事は閲覧不可)。ただし、記事の単品購入は可能です。詳細はnoteのヘルプページをご確認ください。

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(画像はイメージです)

プレゼントのお申し込みは以下よりお願いいたします。

■「Not a Fighter」コース(月額800円)お試しコースとして、撮影した写真や記事コンテンツの一部をご覧いただけます。


また、記事コンテンツに関しては単品でもご購入いただけます(価格詳細についてはnoteでご確認ください)。


「I'm a Lover, not a Fighter.」に込めた想い

写真を撮られる側の戸田と、撮る側の飯田は、これまで幾度も「女性が消費されること」について対話を重ねてきました。男性の性的興奮を誘うために、肌を露出した女性を写すグラビア写真。グラビア誌に掲載されるものは何百枚も撮影されたうちのほんの一部のみ。そのほかはすべて切って捨てられて、さらにはシワやたるみや顔のほくろまでもレタッチで消されてしまう。

でも、そうして恣意的に選びとった「あなた」は、本当の「あなた」なのか。私たちはもっと「あなた自身」を愛することができるのではないか。

女性のあるべき姿が拡張されてきた世の中でも、「グラビア」については男性からの目線を基軸とした表現が続いています。私たちは、そうではない方法で、もっと自由に、あるがままに、彼女たち自身の魂のきらめきまで写しとって、誰にも見つけられてないあなたを愛する方法を探していきたい。

グラビアに対して他人ではいられなかったふたりによる、新たな挑戦が始まります。

本プロジェクトの背景やプロジェクト名に込められた想いなどは、当noteに掲載されております戸田真琴と飯田エリカの対談記事もご覧ください。

飯田エリカからのメッセージ

週刊誌、グラビア誌はたくさんある。そこでのグラビアの正義やプロセス、
ルールがある程度決まっているなかで、女性がグラビアを見ていることや、「女性が見たい女性の姿」を意識した写真はどの程度あるのだろうか ?
女性のアイドル、モデル、タレント、俳優を応援する女性ファンの数が多いことは認知されているのに、グラビアに関しては男性目線、男性原理の発想、異性愛主義のもと撮られ続けている。
だからこそ撮れる写真のよさも理解しながら、グラビアというものの可能性、もっと見たいものがあるように感じてしまう。
その可能性に挑戦したい。
写真は女性の身体を利用して消費するだけのものではないはずだと、その美しさを残すことができるはずだと信じたい。
肌が露出された写真を撮るのはポートレート写真のなかでも特に緊張する。グラビア写真を見るときは私が見ていいのだろうか、という気まずささえ感じることもある。
それでも、その緊張があるからこそもっと違うものが撮れるのではないか、写真のジャンルとして根強くあり続ける「グラビア」に挑戦したい。
あなた自身の美しさは肌を露出するだけでない。感情の露出や暗いところまでも、もっと見たい、もっと写したい、もっと残したい。
あなたの魂ごと。
そんなこと出来るだろうか、出来ないだろうか。それはグラビアと言えるのだろうか。
グラビアってなんなのか? 女性が見たいもの、男性が見たいもの、そこにどんな隔たりがあるのか? やってみないとわからない。
一緒に挑戦してくれる方とグラビアという表現に挑戦したい。

飯田エリカ

飯田エリカ(少女写真家)
1991年東京都調布市出身。2013年より少女写真家として活動を始める。自らの少女時代の記憶をもとに今だからこそ写せる少女、女の子を撮影した”少女写真”という表現を追い求め作品を制作。女の子たちのための写真活動を志している。2019年から女の子を撮る女の子のコミュニティー『またたく女の子たち』を主催している。
2019年12月台中で個展『Past Blue』開催。作品集『Past Blue』制作。
Official Site:https://www.iidaerika.com/
Instagram:https://www.instagram.com/i.erika_bluegirl/


戸田真琴からのメッセージ

撮られ、撮られ、撮られ、撮られ、例えば〇時間、〇カットくらい撮れば 「使えるもの」 が有るだろう、というていで撮られ、選ばれ、選ばれ、選ばれ、選ばれた写真たちがほくろや肌荒れを綺麗に抹消されて掲載される。過度にセンシティヴな心はその様子に捨てられ、捨てられ、捨てられ、捨てられ、使いようがあると思われたものだけが存在することを許されていくような痛みを味わってしまう。当たり前だ、この肉体は私のもので、選ばれなかった私もまたこの私のある一瞬の確かに象られた姿なのだから。
生きているからだには感情が、過去と未来が、悩みや苦しみが確かに流れている。
それらを全て Photoshopで消してから愛してるなんて言うなんてちゃんちゃらおかしい話だって。
見たいものしか見ようとしない人には見たいものの本当の姿さえ見えないのよ、とノーレタッチの私が写真の中から語りかける。感情や痛みがあることを、知らないままで好きになったつもりでいるなんて可哀想。
もう一層深いレイヤーに潜るようにと祈りながら、私たちは彼女らを選ばない。

君が選ばなかったものが、美しくまたたくその瞬間の敗北に、君の本当の願いが宿る。

戸田真琴

戸田真琴(AV女優 / 文筆家)
2016年に活動開始。現役AV女優としての活動と並行して執筆活動を行う。セルフスタイリングでの作品撮り
やディレクター業にも挑戦中。
連載に『肯定のフィロソフィー』(TV Bros.)、『戸田真琴と性を考える』(Fika)
既刊に『あなたの孤独は美しい』(竹書房)『人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても』(角川書店)、監督作品にオムニバス映画作品『永遠が通り過ぎていく』がある。
Instagram:https://www.instagram.com/toda_makoto/


各所リンク

HP https://www.lovernotfighter.com

Instagram. https://www.instagram.com/lover.e.m/






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