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置き去りになる子どもの心【相棒21 #12 「他人連れ」】

「一緒に泣いたり、怒ったりする人がいなかった」
武志くん、どれたけ寂しかったんだろうと
胸が痛くなりました。

訪問営業でやってきた南野という大人が
彼にとって救いになったのは間違いないでしょう。

・1人ぼっちだった

一見親子連れのように見える武志と南野。
しかし、彼らと遭遇した場所を見て
「こんなところに親子連れで遊べる場所あったかな」と違和感を持った右京。

そこから南野のことを調べたら
本物の親子でないことが判明しました。

武志の両親について調べたら
2人は離婚、母親が家を出たようです。
父親は弁護士をやっています。

5年前の強盗事件で
5000万円が盗まれる事件がありました。
父親はその事件に関連して
事件に巻き込まれていました。

離婚して母親は出ていき、
父親は家に帰ってこない。
このくらいの年の子どもにとって
どれだけ孤独なことか。

訪問営業だろうが、
武志にとって南野の存在が
大きかったのは頷けます。

・自分のためにしか生きられない

「人は自分のためにしか生きられないのかもしれません」
右京が南野に言ったセリフです。

聞いた時は、ある意味自己中なセリフに聞こえました。しかし、この続きがあります。
「武志くんのことを自分のことのように考えてるかもしれません」

人のためには生きられなくても、
自分のことのように
大切な人のことを考えることはできると
学びました。

・感想

5000万円の大金に目がくらんだ大人たちの
醜い有様を垣間見ました。

強盗事件の主犯格は刑務所内で死亡、
犯人の一人であった安田は
今回の事件の被害者になりました。

武志の父親は刑務所に入ってた
中山の弁護をしていました。
その過程で彼に多額の現金が渡ったのでしょう。
命を狙われてしまいました。

2児の親の立場から見て、
武志が、父親も含めて大金に目をくらんだ大人たちの犠牲になっているのは胸が痛かったです。

以上、ちえでした。
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