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隠し事をした末路【相棒22 #7 青春の光と影】

「やるせない」

真相を知ってこの一言が出てきました。
そこまでなる前にできたことがなかったのかと考えずにいられません。


・本当に気分屋?

20年ぶりにバンドの再結成を決めたボーカルの矢崎。

解散後はソロ活動していましたが、
再結成は突然のことです。

しかも2ヶ月後にライブ。
他のメンバーは生活のために仕事を掛け持ちしています。
「練習間に合うの?」と疑問でした。

・ミュージシャンと難聴

捜査の過程で、矢崎が補聴器をつけていたことが判明。
知っているのは妻だけで、事務所関係者やバンドのメンバーは知りませんでした。
妻によると「わずかに残ってる聴力も失うのは時間の問題」とのことです。

これでライブを急いでいた理由がわかりました。

私は時々ライブに行きますが、
「こんな大音量の環境にいたら、聴力に問題が起こってもおかしくない」と感じます。
スピーカーの近くの席だと頭痛がするので辛いです。

浜崎あゆみさんが突発性難聴になった末に
左耳が完全に聴こえなくなったのは有名でしょう。

作中でも右京が「ミュージシャンで難聴になる人は少なくないですからね」と言っているくらい。

音楽で自己表現している人が、聴力を失うなんて
なんて皮肉なものかと思います。

・周りの人に話していれば

矢崎の場合、事務所スタッフやメンバーに
聴力の件を話していれば
こんなにこじれなかっただろうと思います。

再結成したメンバーとも関係性がよくなかったので
余計そう思いました。
こんな形で彼が死ぬこともなかったかもしれません。

・感想

「隠し事は時に悲劇を生み出す」

矢崎と他のバンドメンバー、事務所スタッフの関係を見てそう感じました。
妻とも離婚の話になっていました。
矢崎は、人と上手く関係を築けなかっただろうと感じました。

「耳が聴こえない」という自己開示ができていれば
他のメンバーも快く協力してくれたかもしれません。
事務所スタッフとも良好な人間関係を築けたかもしれません。

「隠し事は程々に」
これが教訓でしょうか。

以上、ちえでした。
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