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他人事ではない大麻の話

「長男の運動会はあるし、今回は難しいかな?」
そう諦めそうになりました。

しかし、運動会が早く終わるため間に合いそう
託児が無事に依頼できたため、
行けることになりました。

今回の話題、興味があったので
出席できてよかったです。

何に出席したかと言うと、
母校の大学で開催された
卒後講座を聞きに行きました。

今回のテーマは「大麻の最新情報」でした。
改めて「大麻、全然安全じゃないじゃん」
思いました。


・行政の取り組み

こちらは、県の薬務課の課長が講演しました。
乱用者に10代が多いため、
中高生への啓発活動に力を入れています。

驚いたのは、より実践的な内容になっていたことです。
LINEで誘われた時の断わり方まで触れてました。

「スポーツの成績に影響が出るよ」
「学校の成績が下がるよ」など
彼らが自分事として考えるような工夫がされてました。

リーフレットも、
手に取りやすいデザインにしたり、
乱用者への差別を助長しないように配慮して
新しくしたそうです。

質疑応答で
「特別支援学校の中学部も対象ですか?」と
聞いたら、「配布しているはずですが、確認します」と回答。

驚いたことに、帰りの地下鉄で
講師が私に話しかけてきました。
職場の方に聞いてくださったようで
「配布してます」と言われました。

・大麻研究者からの最新情報

この大麻研究者というのは、研究室に所属していた時にはお世話になった教授です。

少々無理をして出席したのは、
どうしても、教授の講義を聞きたかったからです。 
内容は盛り沢山で、聴きごたえがありました。

衝撃だったのは、
THC(大麻に含まれる成分)が含まれる食品が
アメリカのスーパーに売られていることです。
州によっては、嗜好目的の大麻が合法です。

THC入りの飲み物が紹介されてました。
アメリカ在住の卒業生からの情報です。
「THCは水に溶けないけど、どうやって飲み物に溶かしているんだろうか」と疑問。

教授も同じことを考えたので調べました。
結局わからなかったそうです。
界面活性剤で溶かしているとしか思えませんでした。

THC入りのグミやチョコも売ってます。
それらの食品を
日本に持ち帰ると逮捕されるので注意を。

教授は午前中、高校生に対して
大麻に関する講演をしてます。
「THC」「カンナビジオール(CBD)」「カンナビス」
覚えておくようにと話したそうです。

ここまで読んでいるあなたにも
覚えてほしいキーワードです。

・感想

私の尊敬してやまない樺沢紫苑先生の投稿や、
今日講演をした教授が出演してるYouTube動画の
コメント欄を見て閉口しました。

「もっと危ないものがある」とか
「うつ病が治った」とか
似た文面で大量に返信がついていました。

SNSで誤情報が氾濫しているという意味がよくわかりました。
規制してないのかと疑問に思うくらいです。

大麻の検挙者が、覚せい剤の検挙者の数を抜いたことにも驚きました。
それだけ若い世代に広がっていることを実感しました。

私には6歳と4歳の息子がいるので
他人事とは思えずに聴いてました。

安心したのは、特別支援学校にも啓発DVDを
配布されていたことです。

知的障害がある子どもたちは、より手を出すリスクが高いのではないかと感じました。
「安全だよ」と強く言われたら、断れないのを想像してしまいました。

薬剤師としても、一人の母親としても、
正しい知識を伝えようと思います。

以上、ちえでした。
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