相棒 season20 #6 マイルール【ドラマ感想
こんにちは。ちえです。
詳しいプロフィールはこちらです。
「指殺人?いや、紙だからペン殺人?」
ナイフなど武器を持ってなくても、
武術を習得してなくても、
人を追い詰めることができると
恐怖に感じました😱
○あらすじ
・特命係と捜査一課の視点
捜査一課は、
現金がなくなっていたため、
強盗殺人を疑います。
一方、特命係は
最終回の原稿がなくなっていることに
引っかかっています。
・杉下右京の観察力
「細かいところが気になる僕の悪い癖」と
言いますが、
「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。
1.捜査一課伊丹の発言より
22年前に福山は当時中学生の娘を殺された。
彼が娘を殺した元少年を
殺しに行っても不思議ではないのでは?と言い、
何か気づいた顔になります。
2.福山光一郎の他の小説より
登場人物名から、法則を発見。
作品によっては、
出版社の社員の名前のものもありました。
「登場人物名を決めるのは大変。
今回の小説も
何かしら法則があるはずだ」と仮定。
3.小説が出て困る人間
元少年以外にも、
小説が出て困る人間が出ていました。
それは、少年院の教官の男性でした。
「自分が個人情報をバラシてしまった」と
気づいたからです。
この気付きが事件解決の鍵になりました。
・ホントに犯人?
22年間かけて、自分の娘を殺した元少年を
調査し続けた福山。
元少年は、
結婚して夫婦で料理店を営んでました。
小説を通じて、
「おまえが娘を殺したことは知ってる。
世間にバラしてやる」と脅迫と言う形で
毎月掲載雑誌を料理店へ直接届けました。
「小説が発表されれば、
自分のことが世間に明るみになる」と
恐怖を感じた元少年が
福山を殺したかと見られたが、
ここで矛盾が出てきました。
彼の妻の証言から、
事件発生時は家にいたことが判明。
一体誰が犯人…?
・心情
福山は、自分の娘を殺した犯人を見つけて
復讐しようとしてました。
実際に元少年の料理店で食事をしてます。
福山は元少年に対して
「ペンは剣よりも強しという」と脅迫。
しかし、元少年の妻が必死になって
彼をかばいました。
実際の結末は
元少年の名が明かされることはありませんでした。この過程で福山に変化が起こったのでしょう。
実際の犯人は元少年の教官。
自分が福山に個人情報を
バラシてしまったことに気づきました。
「定年間際なので、穏便に済ませたい。」
そんな様子を福山に見透かされました。
「君は彼のことではなく、
自分のことを考えている」と。
・感想
自分の大切な家族が殺され、
しかも犯人は未成年…。
2008年に条件付きで被害者家族が
裁判の傍聴ができるようになりましたが、
福山の娘が殺された当時は叶いませんでした。
謝罪の手紙に名前も書いていなかったため、
誰が自分の娘を殺したかすらわかりません。
「何で自分の家族を殺した人間すら
知らされないの?」と怒りを募らせるのは当然。
私がもし福山の立場だったら
徹底的に闘う道を選びます。
福山は小説家だったので、
文章って形で復讐するつもりでした。
人によって形は違えど、
復讐心はなくならないと感じました。
昔見たテレビで、自分の息子が
複数の同級生に殺された母親が出てきました。
定期的に元同級生を
自宅に招いて話をしていました。
「なぜわざわざ?忘れたいのに?」と疑問。
しばらく見続けてわかりました。
「A氏…反省の色が見えない」
ノートにその時の様子を記録してました(゚д゚)!
定期的に自分と会うことで、
息子さんを殺したことを
忘れさせないようにしてました。
そのお母さんは穏やかに
元同級生と話しました。
「絶対に忘れさせない。死ぬまで償え」と
言ってるように見えて、
「これもある意味復讐だよね…?」と恐怖
このエピソードを思い出しました。
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