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長年、相棒を見てきた人必見【相棒21 #19「再会」】

「以前の相棒と同じ名前の人が次々に出てくる」

長年相棒を見てきた人は「おぉ!」と
思わずにいられないでしょう。
私は、亀山薫が卒業する少し前から見てるので、
他の相棒の回も見てきたので、反応!

今回の話は、
奥多摩の山中で物音がしたと通報があったので
特命係2人が調査へ行くところから始まります。

途中で2人とも棒で叩かれ、気を失ってしまいます。
その間に、スマホを紛失しました。
コンパスも地図もない中、山中を彷徨うことになりました。

・ガス抜きの効果

5人の自殺願望のある人が集まりました。

そのうちの4人は気持ちを話しているうちに
死にたかった気持ちが和らぎました。

「死にたい人たちが集まったのに不思議」と
感じました。

自殺前に誰かと話をしたら、
思いとどまる可能性がありそうと感じさせました。

・拡大自殺を試みる

5人のうち4人は自殺を思いとどまりました。
しかし、そのうちの1人である守の意志は
変わりませんでした。

爆弾を抱えてバスに乗り、
ある停留所に着いたら爆破させるという計画です。

守は18才。
動機は、「高齢者のために、自分たちは犠牲になる。生きているだけで奪われるだけだ」です。
この一言に、今の世相が反映されていると感じます。

・若者が恨みを晴らす時代がくる

その前から、若者の税負担は次第に増えると言われてきました。コロナ禍で追い打ちをかけた形です。

学生時代にできる体験を奪われてきた若者たち。
学校のイベントもなくなり、修学旅行も中止。
「感染するから出かけるな」と
友達と遊ぶことすらできなかった人もいます。

「そんなの大人になってから取り戻せるから関係ない」と私より年上の方が言ってましたが、「それは違う」と私は言いたい。
「この時にしかできないことがたくさんある」からです。

その体験を奪われた若者が、「大人たちが奪った」と恨みを募らせてもおかしくないと思います。

一時期話題になった「飲食店テロ」も
視点を変えたら、復讐とも受け取れます。

・感想

「右京と薫は遭難せずに帰れるのか」とヒヤヒヤしてました。まさか拡大自殺を試みてるとは思わなかったでしょう。

「あの国の子どもたちに正義を教えるんだ」と
14年前にサルウィンへ旅立ちました。
帰ってきた薫が「今はこの国の方がおかしくなってる」と言ってました。

海外に住んだことがないので、日本を外から見る機会は少ないですが、「そんなに変わったのか」と考えさせられました。

この14年間の変化についてか考えてみました。
一番わかりやすいのは、
SNSやインターネットが発達したことです。

私が特に感じるのは以下の通り。
・高齢者に対して、社会保障費多すぎと不満を言う人が増えた。
・現役世代の負担について指摘する人が増えた。
・医師会だけでなく、医師に対しても批判的な発言をする人が増えた。
・「公金(税金)チューチュー」という言葉が生まれた。
・自己責任論がより強くなった。

少なくともまだ学生だった2008年には
考えられませんでした。
「お年寄りを切り捨てるなんて!」と批判する声がもっと強かったと感じます。
少なくとも上記の発言をSNS上ですれば、「若者はどうでもいいんですね」と炎上しそうです。

若者の現実を反映されてる回でした。

以上、ちえでした。
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