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シングルマザーの過酷な運命に言葉が出なかった【相棒22 #10 サイレント・タトゥ】

私には幼い2人の子どもがいます。
そのせいか、シングルマザーである悦子に
感情移入せずにはいられませんでした。

「私は夫がいる。2人でも子育ては大変。
それなのに1人でCAを続けながら子育てをするのはどれだけ大変か」

そう思ってしまいました。
必死になって子育てをしている彼女の身に起こる出来事に「理不尽」としか思えませんでした。

どれ一つ見ても、
彼女自身がどうすることもできません。

今回登場した笛吹悦子は
3代目の相棒甲斐享のパートナーです。
相棒11〜13に出演しました。
相棒13の最終話で甲斐享は逮捕されます。
それ以来9年ぶりの登場です。

その当時、悦子は妊娠中、かつ急性骨髄性白血病で治療をしていました。
最終回では、よくわからないまま終わりました。

視聴者目線で
「病気はどうなったの?」
「子どもはどうなったの?」と
疑問が残っていました。

この疑問点については、作中で明らかになりました。

※ネタバレあり、注意。


・パートナーが逮捕された

相棒13の最終話で、ダークナイト事件で
パートナーである甲斐享が逮捕されました。

妊娠中かつ大きな病気が見つかって
闘病生活を余儀なくされた時の話です。

これだけでも、既に過酷な運命を背負っているのを感じました。

・息子の担任に関係を迫られる

結平(悦子の息子)の担任姉小路から
「言うことを聞かなかったら、甲斐享のことをバラす」と脅迫され、交際を迫られていました。

女癖の悪さもどうかと思いましたが、
探偵を雇って調べ上げ、それをネタに脅迫するなんて、卑劣漢以外何者でもありません。

SNSで「こんな人間でも学校の先生になれるのか」という意見を見ました。
私も同じ感想を持ちました。

救いだったのは、甲斐享の兄である甲斐秋徳が
悦子の味方だったことです。

・担任の元婚約者に恨まれる

更に理不尽なことは続きます。
姉小路には、栗原志津子という婚約者がいました。
彼女は元同僚の教師です。
姉小路から一方的に婚約を破棄されました。

姉小路は元婚約者に殺害されましたが、
その後の行動が恐怖でしかありませんでした。

悦子がCAであるのを利用して用事を頼みます。
「断ってもいいです」と言いつつ、圧を感じました。

最終的には、東国でスパイ容疑をかけ、死刑にしようと仕掛けました。
嫉妬から他国で死刑に追い込む姿を見て
「怖すぎる」としか言えません。

こてまりさんが言ってた「女は女を恨む」が
そのまま現実になりました。

・感想

疑問に残ったことがあります。
無実の人をスパイに仕立て上げた人は
虚偽告訴罪に問われるんでしょうか。

栗原志津子の元教え子の黒須が、悦子のバッグに、軍事施設の写真が入ったスマホを入れました。
作中で黒須は逮捕されていました。
調べてもよくわかりませんでした。

余談ですが、リアルタイムで見ると終わるのが23時過ぎるので次の日、録画で見ることにしました。
そう思った矢先、「最後の数分が放送されていない」と情報を得たので、結局TVerで見ることに。

録画したものと見比べたら、
モヤモヤするところで切れました。
うちはTVerで見たけど、
テレビ派の人に向けて再放送してほしいです。

以上、ちえでした。
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