雑記(2023/7/7)-アケアカに掛ける願い

今日は7月7日、つまりは七夕ということになります。
最近は、短冊に願い事を掛けたりなど全くしていませんが……。
せっかくなので、ずっとアケアカに願ってることなど書いてみましょうか。

「アーケードアーカイブス」という試みがありまして、これはハムスター社から2014年に始まった買切配信サービスのことです。
主に80年代から90年代のアーケードゲームの復刻を目指しており、様々なメーカーのソフトがアーカイブとして復刻されています。
2017年3月からは毎週配信を続けていまして、未だに1回も配信を休んだ週はないという凄まじさには、並々ならぬ熱意が感じられます。

当然、数多くのゲームタイトル・ジャンルが復刻されているのですが、やはり中々移植されていないジャンルのゲームもありまして…。
ガンシューなどの大型筐体ゲームや、専用コントローラーが必要になる場合も多い音ゲーの移植が少なくなるのはしょうがない点です。まあそれらが台頭してくるのは90年代後半からが多いので、まだ80年代タイトルも多く移植しているアケアカでそれらが出ていないことは不思議ではないですね。
他に「ミニゲーム集」などもありますが、これはギンくん(移植が発表されてから3年くらい経つけどまだ出てないテクモのゲーム)がいつまでも頑張ってくれているので……。

ただ、専用コントローラーを要するゲーム以外にも、全く移植されていないジャンルのゲームは…。
まあ「クイズ」と「占い」なんですよね。

「クイズ」ゲームはまあ理由が簡単で、当時のクイズを今やって楽しいのかが難しい点ですね。
ちなみにクイズの文章に実在の人物や作品名が頻繁に登場することは良くありますが、あれは移植の際の障壁になり得ません。法律が色々と絡み合っているので、詳しくは書きませんが。というか複雑なので書こうとしても上手く書けませんが…。
何にしろ、そのゲームタイトルの版権元が認めた上でのクイズゲームの移植には、法律的に大きな問題はありません。
まあ、なので、他に問題点がなければ、クイズゲームは移植できるとは思います。
やっぱり、当時のクイズゲームを今遊んでも……という側面が大きいでしょう。

「占い」ゲームは90年代前半辺りから流行りまして、いくつかの質問に答えていけば占いの診断結果が表示されるゲームのことです。ゲームというより、今だとインターネットサイトだったりアプリになっていて、これ単体をゲームと呼ぶことはあまりないですね。
タイトルによってはプリクラの要領で結果シートが排出されます。つまりこれは、恋人など二人で遊ぶ仲良し度診断ゲームみたいなやつで、思い出作りのために用意されている感じです。
ここまでの説明で、まあ何故移植されないのかは明確にお分かりになったと思いますが、まずゲーム性が乏しいです。というかゲームと呼んで良いのかも怪しい部類です。
次に、結果シートなどの排出機構を家庭用では流石に再現できません。これ自体は別に再現されても……ってところですが。
要するに、ゲームたらしめる要素がほぼ皆無なので移植されない訳ですが、なかなかどうして、占いゲームにも面白いものがあるんですよ。
そのひとつが、ナムコから稼働した「X-DAY」シリーズでしょうか。1作目では診断者の「余命」が、2作目では診断者の「恋愛寿命」が測定できます。
自分がいつ死ぬのかを未来の戸籍から導き出し、自分がいつその人生において完全にモテなくなるのかをカウントダウンしてくれるのです。
こんな面白いアイディアのゲームを移植しないなんて!と感じるわけです。一発ネタだろうと、魅力を感じてしまう時点でゲームなのです。

アーケードアーカイブスは今でも毎週配信してくれています。時に有名タイトルを、時に初移植のレアなゲームを、メーカー問わず様々なジャンルのゲームを出しています。
そんな中で、そればかり出せとは言わないけど、ひとつくらいは「アーカイブ」して欲しいゲームジャンルだってある。そう感じるのです。

今すぐにではなくても、アケアカがありとあらゆるゲームタイトルを出し尽くした後にでも構わないので、どうか遊べるようにしてほしい。何なら急にX-DAYがナムコミュージアムに入ってもいい。
そう言うゲームも、またゲームなのですから。


……と、結構な妄言を書き連ねてしまいました。
こういったことをSNSなんかで書くと「うわ、この人変なこと言って目がいっちゃってる…」と思われかねないですが、今日は七夕ですので。
時には叶わぬ願いを、でもいつかは叶ってほしい願いを書いてみるのも、一興だと思いませんか?

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