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第2回ノベラジ座談「ゲームクリエイターについて語る」(note版)

まず初めに、ノベラジ座談という企画についてご説明しますと、大元の企画として「ノベルゲームラジオ」というSNS上でのラジオ企画を私は主催していました。

ただ、私自身の実生活が多忙になってしまったことに起因して今年1月に定期配信を終了、再開時期も未定としています。今後、折を見て再開するつもりではあります。

全部で25回配信された「ノベラジ」企画の中で、トークテーマ的に語るのが難しくボツになったテーマについてちょこっと話すのが「ノベラジ座談」という企画です。
不定期開催かつ、本編に比べてセンシティブ(というより過激になりやすい)テーマが多くを占めるため、本家とは異なり録音等は一切なしでその場限りのトークを行っています。

ですが、その場限りのトークだと聞けなかった人も出てくるでしょうし、そのまま忘れてしまうのもどうかと思う話題もあるので、文字として一部分(過激なところ)をカットして編集・要約したものを残そうと考えました。
それがこの「ノベラジ座談(note版)」ということです。
ややこしいね!
ちなみに、なぜ第2回からかと言うと、第1回は録音が残ってるからです。文字にしなくてもそっち聞けばいいからね。まあ鍵アカ経由しないといけないので、聞ける人は少ないですが……。

以下、開催記録とその内容について記します。

開催概要

タイトル: 第2回ノベラジ座談

トークテーマ: ゲームクリエイター

出演者(敬称略)
千早去来(トルテ)
この企画の主催者。また、このnoteの執筆も行った。

カワミス
聞き手としてお越しいただいたゲスト。ノベラジの派生元である「福袋ラジオ」主催。

開催日・時刻: 2024/6/7 22:00〜23:55

内容(要約版)

22時開演。そのすぐ後にカワミスさん(聞き手)も登壇。
しかし、他に視聴者が誰もいなかったため、しばらくは別の話題を行うことに。

トーク1「ガイナックス倒産」

アニメ制作会社であるガイナックスが倒産した話題を唐突に始める筆者。中でも、作品の版権問題について不安を抱いていた。「ゲーム関係だと、電脳学園やバトルスキンパニックの版権もカラーに移ったんですかね?」とその所在について不安を呈す。
その後、バトルスキンパニックはウォークマシン(眠田直さん)から再リリースされていること、プロジェクトEGGでは電脳学園やサイレントメビウスが今でも配信されていることに触れつつ、「それ以外のゲーム作品はどうなってるのか分からない」とした。

また、ガイナックスを冠する別会社についても触れ、「今後は社名に関しても何かしらアクションを起こすのだろうか」と発した筆者。それに対しカワミスさんは「まあ元気(企業体力)があればやるんじゃないですかね」と返し、「カラーに元気がなかったら、どこのガイナックスになら元気あるんですか!」と筆者が返答して、ノホホンとした空気を形成していた。
ちなみに私はエイプハンターJがガイナックスゲーム作品だと好きです。

トーク2「ゲームクリエイター」

ガイナックスの話題の後半から視聴者が実は来ていたため、それ以上の深掘りは止めて本筋へと移行。
企画趣旨を話したあと、本題であるゲームクリエイターの話題を始める。

まず、ゲーム業界の全体的な話として、「ゲームクリエイターを押し出した販売戦略は古いのではないか」と筆者が発言。その理由として、「同人ゲームなら小規模開発も可能だと思われるが、企業に所属するクリエイターが作るゲームは多くのスタッフが関わり、ひとつの作品が作られる。そのため、スタークリエイターがひとりいるからと言ってゲームの良し悪しに判断つけるのは難しいと感じる」とした。

また、「ゲームでは物語・キャラクター・ゲームシステム・UIなどを別々の担当者が調整していく。小説では物語を、アニメでは物語と映像を追いかけるだけで全体像が掴めるが、ゲームでは物語とは別個でゲームシステム・操作性・やり込み等の良し悪しが語られたりと、全体ではなく個々の要素の積み重ねによってゲームの出来は判断されやすい。著名なクリエイターがいたからといって個々の出来に左右される点も大きいのでは」とも発言した。

それを受けてカワミスさんは「乙女ゲーム業界」について言及。「乙女ゲーム業界ではシナリオライターが誰なのかによってストーリー傾向を判断することが多い」とした。また、「ゲーム開発における著名なクリエイターとされる人たちは、自身の個性が反映されたゲーム作りをしていることが多い」とも発言した。

トーク3「インディーゲームとクリエイター」

カワミスさんは前述の「自身の個性が反映されたゲーム作り」の最たる例としてインディーゲーム市場を指摘。
その際に「ドット絵で作られたゲームを1作目として出したインディークリエイターには、2作目も同様の(ドット絵の)ゲームを求めるユーザーが多い」と見解を述べた。
また「逆に、そのクリエイターに求められていない要素がある作品は(クリエイターにとって)出しづらい空気感がある」と発言した。

筆者はその発言について「インディーゲーム業界では、あまり大きな変化を求めないユーザーが多い感覚がある」と同調する見解を述べ、「須田剛一やヨコオタロウの作品全体に似たような要素や演出がある点も、インディーゲーム業界と似ていると思う」と発言した。

この話題の締めくくりとして、カワミスさんは「インディーゲームのクリエイターは自分の作りたい作品を作るので、似たような傾向の作品が続くのは当然でもある。企業発売のゲームと単純比較は難しい」としつつも、「いわゆるゲームクリエイターとして名前が上がる人たちは、個性が発揮されたゲーム作りをして、その点でインディーゲーム市場と似ているのではないか」とした。

トーク4「小島監督と言えば……」

トーク3での話題の終盤に、筆者は小島監督について言及。その中で「そういえば最近、ときメモドラマシリーズを購入したんですけど、これも小島監督の作品なんですよね」と唐突に話題を切り替えた。

カワミスさんは「本編とキャラクター設定の乖離が大きい」としつつも、「原作の育成シミュレーション要素では描かれなかった学生生活にスポットが大きく当たっており、本編の補完作品としてはとても出来が良い」と紹介した。

また、補足説明として筆者がゲームシステムやその後の展開について言及。
その後「ときメモコレクション」を出して欲しいと発言したことで、このあと1時間ほど話は脱線していく。

トーク5「ときめきの3か4か5」

ときメモコレクションに収録される作品を言い合う場末に早変わりした会場内で、筆者が「3と4も収録してくれるだろうか」と疑問を呈す。
「もし収録されたとしても、どうしても1や2と比較されてしまうだろう」と悔しさを見せる筆者に対して、カワミスさんは3と4の魅力を語りつつも「3は難点もあるし、4は男性友人キャラが気になる」と懸念点をいくつか説明した。

しかし、カワミスさんは「声を上げ続けることで、本当にコレクションや新作が出ることもある」としてときメモガールズサイドの実例を説明。
「今の時代だと、逆に新鮮に映る要素も多いと思う」として新作(ときメモ5)が出る可能性について好意的に述べた。
また、筆者もライブが成功したことについて触れつつ、「ここからまた盛り上がって、新作に繋がると嬉しい」と発言した。

トーク6「ジャンル:片桐」

ときメモコレクションの収録作品選定において、1作目の派生作が非常に多い点に関して、考察を行う二人。

その中において、カワミスさんは「1作目の時点で後の恋愛ゲームにおけるキャラクター像は完成している」と見解を示しつつ、「声優の演技に関しては、独特なものが多い」とした。

中でも、声優の演技とキャラクターの性格・言動のどれもが噛み合っていないのに完成されているキャラとして片桐彩子を挙げつつ、後の作品に継承されなかった独特な要素を持つキャラとして「ジャンル:片桐」と称した。

筆者は「当時特有の空気間というか、同世代の恋愛ゲームでも似たような演技はあった」としつつも、「もし(1作目の)リメイク等が今後されるとして、その声優の演技や台詞の独特さがキャラクターには欠かせなくなっているので、声優を変えるのは難しいと感じる」と発言。
カワミスさんも同調しつつ、「ライブで当時の声優陣を集めたように、今後展開があるとしても声優の変更は考えていないんじゃないか」と述べた。

トーク7「森に帰る藤崎詩織」

ときメモコレクションの収録作品選定でトークが盛り上がる中、カワミスさんが「でも公式アカウントも動き出したし、ライブも成功したので何かしら展開はあるんじゃないですかね」としつつ「森に帰ったら嫌だな…」と発言。
※「森に帰る」とは、サルゲッチュが20周年を迎えた際にSNS専用アカウントが作られ、活発に活動が行われていたが作品の移植や新作等は発表されず、アカウント開設から1年後の投稿で唐突に森に帰る画像と「それじゃ、またな!」という文面が掲載され活動停止した出来事のこと。

もし1年間、何も動きがなかった場合は森へ帰る藤崎詩織のファンアートを投稿すると公言した。
やっぱりピポサルと同じでツタにぶら下がって帰っていくんだろうか……。

トーク8「おわりに」

生配信開始から1時間50分程度が過ぎ、まとめに入る。
その中で筆者は「ゲームクリエイターと言いつつ、半分はときメモの話題で、しかもここまでメタルユーキには全く触れてなかったりしますが」としつつ、クリエイターやメーカー等の一部分だけでゲーム内容を判断することへの懸念を述べた。

また、カワミスさんはときメモコレクションの実現性に関して「声を公式に届けることは重要」と述べ、公式の活動を後押しする必要性を説いた。

最後に後半部分が丸々ときメモだったことを謝罪しつつ、配信終了。
視聴者数は筆者とカワミスさんを除いて6名ほどだった。

まとめ

如何だったでしょうか。
まあ、こんなふざけた活動を4年ほど行ってきたのですが、最近は規模感を縮小して行っています。今回も実は鍵アカを使って行ったので、全然宣伝が行き届いていなかったり……。
ですが、まず最初のうちは試験的な配信に留め、ゆくゆくはノベラジ再開に向けた活動にシフトしていけたらなと思う次第です。

それでは、今回はこの辺りで。
第3回の開催日は……未定!

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