雑記(2024/4/21)-稼働開始年数とコピーライト

ちょっと寝る前に30分ほど文章書いてみようかなと思いまして、こうして行動に移してみたトルテです。
では早速本題に入りましょう。

といっても、この記事のタイトルだけでは意味が伝わりきらないかと思いますが、今回はアーケードゲームの稼働開始年数について思うことを書けたらなと思います。

もう結構前のことになるんですが、タイトーの「フロントライン」について公式に問い合わせたことがありました。
というのも、当時発売を控えていた新作ソフト「タイトーマイルストーン」においてフロントラインの稼働開始年数(要するにリリース年)が1982年となっていたのです。
これ自体は諸説あって、当時色々とネットの文献を見たりしていましたが、82年という記述と83年という記述が大体半々くらいで見受けられました。ひとつだけではありましたが、出典元不明のものに84年という記載もあった記憶があります。

古いゲームの稼働年が一体いつなのか、明確でないことは往々にしてあり得ます。家庭用ゲームなら(流石に発売年くらいは)資料が残ってることも多いんですが、古いアーケードゲームだと途端にわからなくなることも。
当時のアーケードゲームは入荷後に順次稼働とかが普通ですからね。現在のアーケードは稼働日がはっきり決まっているものがほとんどだと思われますが。

分からなくなる原因としては、12月に出荷予定のアーケードなんかは、場所によっては翌年1月に稼働したりしますし、12月に出荷予定だったけど急なバグフィックスでマスターが遅れ、コピーライトでは今年でも実際は翌年稼働なんかも想定されます。
また、記憶違いなどで誤った情報が拡散されてしまうケースもありますね。

…それで、ここまで色々と書きましたが、結局のところ、フロントラインの稼働年が82年とされたマイルストーンの何が気になって問い合わせたかと言うと…。
マイルストーンの開発元であるハムスターが展開している事業「アーケードアーカイブス」において、フロントラインの稼働年は1983年とされているからです。

上記に書いたように、古いアーケードゲームの稼働年は不明瞭な点も多くあります。というか83年であっても82年であってもゲームの面白さは全く変わりません。
ただ、どちらも現行機種で同じメーカーが開発している以上、統一した方がユーザーの混乱が少ないのでは、と感じたのです。
……まぁ今さらフロントラインの稼働年で困惑する人がどれだけいるのかって話ですが…。

タイトーからしたらめんどくせークレームのようなもんですから、テンプレートっぽいお返事が来て、特に表記も修正されずに発売されました。

すごく個人的なアレなんですが、私はゲームをフォルダ分けする時に発売順・発表順にするのが好きで、そのメーカーやジャンルの進歩と発展が視覚的に分かるようにしたがるのです。
それで、ちょっとフロントラインをアケアカのソフトで並べる際に気になっちゃうのですが…。
まあこの場合は、アケアカ側に合わせて83年ソフトとして扱ってます。

これ、なんで83年と82年に分かれるかというと、82年とはゲーム内表記であるタイトル画面でのコピーライトが82年だからです。一方、83年から稼働していたという複数の証言も残されており、実際にPS2でタイトーから発売された「タイトーメモリーズ下巻」では83年のソフトとして紹介しています。
マイルストーンはゲーム準拠、アケアカはタイメモ準拠といった感じでしょうか。

これは単純にどっちが良い悪いみたいな判断が付く事柄ではないと思います。
というか復刻する側からするとゲーム内容に変化が現れるわけでもないので、どっちでもいいと言うのが本音でしょう。ユーザーにとってもそうです。
こうして面倒な感情を抱く人物がnoteにつらつら文章並べてますが、そんな人間が溢れかえってはないのが実情なので。
私も同一ハードでの表記くらい統一して欲しかっただけで、82年表記は断固拒否!とかではないので……。

まあフロントラインの話はここまでにして、それ以後のアケアカの復刻タイトルを調べていくと…。
週1本はゲーム出してるんで当たり前ではありますが、それ以後も稼働年が不明瞭なゲームは出てはいます。
ですが、アケアカ側の対応は以前とは違い、そういう時はゲーム内表記(コピーライト)に極力合わせるようにしているみたいです。

私もそれが一番かなと思います。明確に資料が残っているなら別ですが、そうじゃないタイトルも数多いですし、ゲーム内に明記された年数に合わせる方がトラブルも少ないでしょうから。
ゲームによっては「これが80年に!?」となるか「81年にこの内容かぁ。あと1年早ければ…」になるかの瀬戸際みたいな作品もあるのかも知れませんが、一般ユーザーは考古学をするためにレトロゲーム買わないので……。
版権元メーカー側が調べたりしたら面白いですけど、そんな何にもならないことに時間を割くことはなさそうですからね…。

みなさんもゲーム内のコピーライトとか、時事ネタとか、意識して遊んでみると面白いかも知れません。
ゲーム内容が劇的に変わるわけではありませんが、その作品がリリースされた時代の空気感をなんとなく掴んでみると、関連がないように見えて関連してるゲーム作品(このゲーム、明らかにアレを意識してるな…とか)が見えてきたりして、ちょっとは……楽しいかも。

そんなこんなで今回はここまで。
おおよそ40分ほどかかりました。時間オーバーだね。
ついつい色々書きたくなってしまって……。
では。

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