ハンドメイド作家、家庭用ミシンか職業用ミシンかどちらがいい?実際に使ってみた違いメリットデメリット

ハンドメイド作家として2021年7月からネットショップを立ち上げました。
普段自分が飼っているペットのお洋服やファッションアクセサリーを、制作して販売をしています。
ミシンを選ぶ際に家庭用ミシンか職業用ミシンか迷って、家庭用ミシンを購入、その半年後に職業用ミシンを購入したわたしが、実際に使ってみて感じた違いやメリットデメリットをお伝えします。

わたしのミシンスキルやレベルはこんな感じです

わたしのミシンスキルを簡単に紹介すると、

  • 2021年5月から近所の洋裁教室へ通い始める

  • 洋裁教室に通うまでは小学校4年生の時に家庭科でエプロンを作ったのがミシンを触った最後

  • ミシン難しそうで苦手意識を持っていた

というくそレベル(;^ω^)

子供の幼稚園絵本バッグなどは手縫いをしていたのですが、ペットのお洋服販売を見据えるとさすがにぜんぶ手縫いは無理だろうということで、30数年ぶりにミシンに向き合うことになりました。

職業用ミシンも洋裁教室に通い始めて初めて使いました。
ミシンの糸掛けもどこにどう通したらいいのかわからなくて、特に下糸やボビンが全然意味不明で糸を通すのにも何度も先生に質問して代わりに通してもらうありさま。

まあ、やる気があれば何でもできる!
ということで、とにかくミシンに慣れて数をこなすことを目標にしました。
2021年5月~7月までは毎週洋裁教室に通い、お洋服の原型となる型紙を作り、ひたすらいろんな生地で練習を重ねました。

初めて購入した家庭用ミシンはジャノメ

ただ自宅にはミシンがないのでやはり上達は遅く、思い切って2021年7月下旬にミシンを購入。
このときに購入したミシンは家庭用ミシン。

ジャノメ JJ70

手芸屋さんではなく、洋裁教室の先生に紹介してもらったミシン屋さんへアポをとって直接お店に行って相談して決めました。
家庭用と職業用とやっぱり値段が違うので、最初は家庭用でよかったかな~と思っていますが、資金に余裕があるのであれば職業用のほうがおすすめです。
理由は後ほど詳しくお伝えしますね。

このミシンを選んだポイントは直線縫いができること、ほつれ止め縫い(ジグザグ縫い)ができることの2点だけです。
初心者にも簡単に調整できる点で、ミシン屋さんにおすすめされました。

値段は割引が効いて50,000円、そしてフットコントローラー5,000円も追加しました。
合計55,000円でした。

配達もしてくれて、自宅で使い方を詳しく説明してくれたのでありがたかったです。

次にミシンを購入するのが半年後の職業用ミシン。

家庭用ミシンを半年使って出てくる不満

家庭用ミシンが届いてから、毎日のようにミシンを触り次々にお洋服を作ってました。
するといろいろと不満点が出てくるんですよね。

  • 縫うスピードが遅い

  • 分厚い生地が縫えずミシンが止まる

  • 分厚い生地だと縫う部分が生地に負けてずれる

もちろんメリットもありますが、縫うのに慣れてくるとデメリットのほうが気になるようになりました。

そこで職業用ミシンを購入すると不満がほぼ解消されました!!

家庭用ミシンと職業用ミシンのメリットデメリット

実際に使ってみて感じた家庭用ミシン職業用ミシンそれぞれのメリットデメリットを紹介しますね。

家庭用ミシンのメリット

  1. 価格が手ごろ

  2. 操作が分かりやすい

  3. 職業用ミシンより場所は取らない

価格が手ごろ

家庭用ミシンは職業用ミシンに比べて、価格が安いです。
ピンキリですが安いものだと1万円を切るミシンもあります。
最初ハンドメイド作家で資金がないときには、まず安い家庭用ミシンが選択肢に入ってきます。
ただあまり安いものだと綺麗にしっかりと縫えないケースもあるようなので気を付けてください。

操作が分かりやすい

初心者でも使いやすいように、わかりやすく直感で操作できるようになっています。

職業用ミシンより場所は取らない

家庭用ミシンはサイズや重さが職業用ミシンよりは小さく軽くなっています。
常時ミシンを出しておくミシン台などがない場合は、あまり重いミシンだと出し入れが大変になります。

家庭用ミシンのデメリット

家庭用ミシンを使って感じたデメリットです。

  1. 縫うスピードが遅い

  2. パワーが足りない

  3. 分厚い生地は縫えない

縫うスピードが遅い

家庭用ミシンは全体的にパワーが弱いので、縫うスピードが遅いです。
わたしは洋裁教室で職業用ミシンのスピードを知ってしまったので、もっと早く縫いたいのにとイライラしました。

パワーが足りない

家庭用ミシンは全体的にパワーが足りず、すぐに止まってブーブーとモーターがあがいているような音がしたりやり直したりとストレスに感じることが多かったです。

分厚い生地は縫えない

分厚くても生地屋さんで買うシーチングくらいなのですが、三つ折りなどの端処理をすると分厚くなり、綺麗に縫えないことが多々ありました。

職業用ミシンのメリット

次に職業用ミシンのメリットについてお伝えします。

  • 早く縫える

  • パワーがありまっすぐに縫いやすい

  • 重なった分厚い生地も縫える

早く縫える

職業用ミシンは直線縫いに特化しているためか、かなり早いです。
ひとつひとつの作業時間短縮と、一気に縫うのでイライラしやすいわたしはストレスが減りました。

パワーがありまっすぐに縫いやすい

人によって違うのかもしれませんが、早いと一気に縫えるのでまっすぐ縫いやすいです。

重なった分厚い生地も縫える

職業用ミシンは分厚い生地もおさえを調整すると簡単に面白いくらい針が入っていきます。
家庭用ミシンだとミシンががーがーと悲鳴をあげて止まってしまっていた暑さでも楽々縫えるので、糸が絡まってやり直したりの手間がだいぶ減りました。

職業ミシンのデメリット

  • 家庭用ミシンよりも調整が難しい

  • 大きく場所を取る

  • うるさいし振動が激しい

家庭用ミシンよりも調整が難しい

最初に縫っているときに下糸が絡まったりしてなかなかうまく縫えませんでした。慣れたら簡単なのですが、糸通しも家庭用ミシンよりも複雑で縫うときの調整は自分でしないといけません。
調整を間違うとせっかくの職業用ミシンも全然縫えなくなりました。
購入したのがミシン修理会社から中古で購入したのですが、うまく縫えないと修理会社の人を2回も自宅に呼んでしまいました。
ぜったいミシンが壊れてる!
と疑っていたのですが、自分の調整ができてないだけでした(;^ω^)

大きく場所をとる

やはり家庭用ミシンに比べると職業用ミシンは大きいし重いです。
その分しっかりしているのでちゃんと縫えるのですが、場所を確保しておかないといちいち出したりしまったりはかなり面倒になるのではないでしょうか。
わたしは職業用ミシン購入時に、専用のテーブルも中古で購入しました。
もともとプリンセス風の猫足デスクを使っていたのですが、処分してミシンテーブルを置いています。

うるさいし振動が激しい

職業用ミシンはパワーがあるぶん、めっちゃ振動が激しいです。
ミシンテーブルの上に(ジャノメ専用テーブルではめ込み型)の余った部分にノートパソコンとモニターを置いているのですが、ミシンを全力でかけるといっつも動いて場所が変わっています。

【まとめ】ハンドメイド作家、家庭用ミシンか職業用ミシンかどちらがいい?実際に使ってみた違いメリットデメリット

ハンドメイド作家として活動初めて7か月ですが、実際に家庭用ミシン、職業用ミシンを毎日のように使っていて感じたメリットとデメリットを紹介しました。
予算があってハンドメイドで頑張るつもりでしたら、先行投資で職業用ミシンという選択はありだと思っています。
一応職業用ミシンを購入時にロックミシンも買っているので、直線縫いだけじゃ困る予算もないという人は家庭用ミシンから入るのがよいでしょう。

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