バイバイ、2023年のわたし。
昔から過去のことは思い出すことはあっても振り返らないようにしてきた。
「振り返ってもしょうがない」って思ってたから。
恥ずかしいことや悔しいことがあった時、1分後には「過去」として時間を切り捨てるようにして、傷つかないようにしてきたから。
いじめられてた小学校時代からの座右の銘。
大人になっても、人との距離を保ちながら生きてきた。そして心の中で「勝つ方法」を模索していた。
でも、2023年は、やっと気が付いたんですよね。もう競ったり傷つかなくていいと。
「ちゃんと自分を愛していこう」と。しかし、
それは最近のSNS同世代女子の「キラキラ感」とは、対極にある。
あんな感じの「見栄えする愛し方」ではないです。地味です。本当に。
今は簡単に知らない国の知らない同世代の女性のライフスタイルを目にすることができるようになって、私も、「さて、どんな生活してい行こうかな」って思うとき、ついついYOUTUBEとかインスタで同世代の女性の動画を検索したことがあった。
海外暮らし、早朝のヨガからのゆっくりコーヒータイム、子供たちやご主人が出勤した後のスコーンづくり・・・。はたまた、JAZZが流れる広いリビングで高級なキャンドルをともし、夜景が見える高層マンションで「ハンドクリームは〇〇って決めています」的なコメント。
またはニューヨークマンハッタンの朝、いつものコーヒー片手に急ぎ足でオフィスへ。昼間は同僚とランチで談笑。来週は仕事でLAに出張。
※これで「あるあるあるある!」って思ってくださった方、ありがとうございます。
ふと、それを1LDKで30分以上見ている自分に気づく。今、何時?
あ!洗濯物取り込まなきゃ!って慌てて立ち上がって軽く立ち眩みと腰痛。
「ああ、、、、あたしなんて、YOUTUBEにアップするような生活してないな」って溜息。
なんか「参考になれば」と思って見始めたはずがいつの間にかみじめになっていた、自分の心。こんなはずじゃなかった・・・。
自分を見失って、誰かになろうとしてたのかもしれない。SNSに出てくる、美しい誰かに。
だけど、ふと思ったんですよね、痛い腰をさすりながら、サロンパス探しながら、「あれ?私のこと置き去りだよね?」って。うまく言えないけど、その時、自分の中で置き去りにしていた自分を迎えに行って、手をつないで「行こう」って。そんな感覚になった。
あの有名なユーチューバーひろゆきさんが言ってた。「女性は美人に生まれたらそれで人生大丈夫」「不細工に生まれたら人生きついですよ」って。
そうなのかもしれない。確かにSNSで朝からスコーン作ってた彼女も
マンハッタンで歩いていた彼女も美人だった。スタイルもよかった。
努力っていうカテゴリではない、「もともとの美しさ」を手にして生まれてきている人がたくさんいた。そしてそこに行きたくてたくさんの若い子が整形しに隣国にわたっている。何度も、何度も。
私もうらやましかった。確かに、最初はそこに近づきたいから方法を考えたりした。でもあの短い動画を自分の価値観のすべてにすることがどんなに「自分の時間を無駄にしていたか」2023年。気が付いたのである。
サロンパス貼ろう?つめ切った?今日の夕飯何食べたい?
SNSで高級ブランドで何を買ったかをお披露目するために私はいま生きていない。今自分を大切に丁寧に生活すること、私はこれでいいと思うことから「自分だけの輝き」がきっと始まる。
私はSNSの美人たちを「1分前の過去の人たち」として、潔く切り捨て、
前を向いて2024年を生きていく。
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