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◆作品No.211 裏世界ピクニック

🔴作品紹介🔴

放送期
2021年1月4日 冬

character
▼犀玉大学
紙越 空魚(かみこし そらを):花守ゆみり
仁科 鳥子(にしな とりこ):茅野愛衣
小桜(こざくら):日高里菜
瀬戸 茜理(せと あかり):富田美憂
市川 夏妃(いちかわ なつみ):島袋美由利
▼裏世界であったものたち
肋戸(あばらと):寺島拓篤
サンヌキカノ:竹口安芸子
時空のおっさん:村瀬歩
猫の忍者:林大地
カンカンダラ:伊藤静
おばさん:森谷彩子
●沖縄米軍
ウィル・ドレイク中尉:諏訪部順一
グレッグ曹長:小野友樹
レイ・バルカー少佐:増元拓也
ゴルゴンドライバー:玉井勇輝
▼カフェ
居酒屋カフェ店員:利根健太朗
カフェ店員:前川涼子
▼その他
学生:菅原慎介、下川草介、堀井茶渡、柳晃平、白砂沙帆、水上亜紗美、松田彩音
子供たち:松田颯水、中村桜、菊池紗矢香
街の人たち:菅原慎介、下川草介、堀井茶渡、柳晃平、白砂沙帆、水上亜紗美、松田彩音
海兵隊員:利根健太朗、柊一希、玉井勇輝
半グレたち:荒井亮裕、工藤雅久、石井隆之、
少年A:坂井易直
緑の子供:松田利冴

★推し様出演 : 諏訪部順一氏


オープニングテーマ
「醜い生き物」-CHiCO with HoneyWorks
エンディングテーマ
「You&Me」-佐藤ミキ

監督
佐藤卓哉
脚本
佐藤卓哉
キャラデザ
西畑あゆみ
アニメーション制作
LIDENFILMS×FelixFilm


★あらすじ★
「くねくね」「八尺様」「きさらぎ駅」……。 実話怪談として語られる危険な存在が出現する〈裏世界〉。 そこは、現実と隣合わせで、謎だらけの世界。 紙越空魚(かみこし そらを)は廃屋内の扉から〈裏世界〉を発見し、 そこで仁科鳥子(にしな とりこ)と出会う。 この出会いが空魚の人生を一変させる。 鳥子は空魚に〈裏世界〉の探索の協力を依頼する。 彼女は〈裏世界〉で行方不明になった「冴月」という女性を探していた。 探検と研究、そしてお金稼ぎのため、空魚は鳥子と行動をともにする。 非日常へ足を踏み入れた二人は様々な怪異と遭遇し、 危険なサバイバルが始まる。



🔶感想🔶

<評価:B+>
視聴2024.6.12

<感想>
はーい!見終わりました!!
さっそくざっくりあらすじ

〝そこは不思議な裏世界。怪異の住む世界に一人の女性が横たわっていた。彼女は紙越 空魚(かみこし そらを)水たまりに吸い込まれるそらをを救ってくれた人がいた。彼女は仁科 鳥子(にしな とりこ)。偶然出会った2人は裏世界での探検を始める。〟

まず評価から行きます。序盤の感じからもっとバトルの激しい怪異ものになるかと思ったんですけど、令和の学校の怪談みたいな感じ?で意外と見やすかったです。
要素は、怪談、都市伝説、ネットロア、百合って感じなのかな?どのテーマも主軸なんだろうけど、どこを一番としたいのかは少し迷う。と言うのも何となくどれも中途半端がぬぐえない。少しスパイス的に入れてる感覚になる。見て行くと内容は違えどパターンは同じなのでちょっと平坦な感じはしてしまう。ピクニックなのでライトなのかも。
後、怪異の元ネタを知っていればもう少し楽しめたのかも。
恐らく原作のまだ序章位だと思うけど、キーとなる人物の行方と正体が何なのか気になる。

ライトな百合と怪異を見たい方にお勧めです。

<気になった事(良し悪し)>


『SFが読みたい! 2018年版』ベストSF国内篇では7位を獲得。ストルガツキー兄弟の『ストーカー』(原題の邦訳『路傍のピクニック』)を意識した作品で「理解の及ばない異世界でのお宝探索」というコンセプトに、インターネット上で流布される実話怪談をモチーフに組み込んでいる。また、登場キャラクターの造形には百合が意識されている。

・これは怪談なのか?オカルトなのか?都市伝説なのか?色々要素は入っている。傾向としてはホラー怪談って感じかな?上記引用の内容からだと原作はSFだったのかな?アニメはSFは全くなかったように思える。アニメ版は怪異に特化したのかもしれない。原因があって怪異が起きていると言うよりはネットロアのままの内容が裏世界で起こっている。起因の理由も不明。怪異ホラーだけどそこまで怖くも無い。気持ち悪さはあるかな?何故か怪異に対しての攻撃が銃。これは原作者さんがミリタリーが好きなのかも。通常は効かないけどとりこの手とそらをの目で実態が掴めて銃撃も効くようになる陰陽道とも違うのでこれはこれで面白いのかも。一番大きなお話はきさらぎ駅に関する部分かな?

・ある意味ホラーなのは主人公2人。そらをは家族の死に対して淡々とし過ぎだしそうなるしかなかったのか、母の死から精神的に病んでいるけど自覚が無いのか。。廃墟や裏世界に行く事で精神の自己破壊的衝動なのか孤独を好む。ただとりこと出会ってからのそらは実に人間らしい。あまり人となれ合わないからか独占欲が強い。自分を見て貰えない事に嫉妬。不貞腐れ。などをしょっちゅうする。でも優しい面もある。とりこは明るく社交的だが、さつきに異常なまでに捕らわれている。盲目的に信用している。これも見ていて怖い。

・百合に関しては、ライトだなと感じた。ハッキリした恋心は見えないので百合と言うよりは独占欲の延長線って所かな?そらをがどちらかと言うと矢印は強いのかな?とりこはそらをって言うよりさつきへの矢印が強い。そもそも最近百合の定義が良く解ってない。少しでもいちゃついたりしたら百合なのかな?それで言うとあかりとなつみの方が百合感はある。小桜ちゃんの相手はおらんのか?w

・とりこの共犯者が親密ってさ、善より悪を共有している方がやましい心を隠すのに他人へ保険を掛けられる。人は悪い部分を知っている人には心を許し易い傾向があるのかも。悪い事って楽だから。良い人でいるよりも楽。犯罪や不貞行為もそう。後ろめたい気持ちを共有してしまうと団結力は一気に強くなってしまう。人間、表面上良く見せたいからね。この言葉凄く納得してしまった。

・なるほどねと思ったのが、恐怖でしか怪談物は意識しないから怖いと思わないと怪異の彼らは実態を持てないしこちらにも来れない。意識がそのものを作り出すのかもしれない。そして、コンタクトし易いようにその人の心にある人に化けるのかも。そしてそらをは心が不安定になりやすいから乗っ取られやすいのが面白い。

・猫の忍者かわいい♡猫も怪異には鉄板で出て来るからね。私も子供の頃40度の熱出した時は、部屋で犬の忍者見たよwww

・異世界への行き方動画でやっているのを見たよ!ちょっと怖いよね。希望としてはもう少しホラーでやるなら振り切って欲しかったなとは思うけど、制作側の意図があくまでライトな感じならこれでいいのかも。


<謎、疑問>
◆閏間 冴月(うるま さつき)とは何者なのか?

→家庭教師をやりとりこの大切な人って事は分かったがそれ以外は謎。本作のキーになる人物。もはや人なのかも分からない。何となく怪異に近い雰囲気は出ている。顔も分からないので黒髪ロングって事は分かっている。そらを以外は顔を知っている。次々起こる怪異にはさつきが関わっているのか?それとも皆の心にサツキがいるのでその部分を怪異たちが利用しているのか?

◆きさらぎ駅に出て来る怪異はなんなのか?
→ムキムキの鹿人間みたいなの。あれはなんなの?w

◆くねくねの落とす鏡のキューブはなんなのか?
→そらととりは映らない。人間は映らないのか?表だから映らないのか?あれはなんなの?w裏世界物は持ってこれるのは分かった。

◆とりこはサツキを探したいのか?金稼ぎをしたいのか?
→どっちもだろうけど、後半。。いや前半から報酬は1回しか出てこないからハンティングはそんなにメインじゃなさそうだ。あくまでもさつきを探しつつ小桜への土産が出来ればラッキーな位かな?


<花言葉表現>

*故意に花のシーンが多いものは、作品表現として花言葉が用いられていると感じ記載しています。
【花言葉とは】トルコ発祥と言われる恋文(セラム)。アイテムに意味を持たせ、気持ちを伝える表現方法。
◇花名◇シーン:花言葉:感 想:の順に書いています。

◇ガクアジサイ◇
シーン:2話の小桜に逢いに行く前。
花言葉:ガクアジサイ「謙虚」
    緑「ひたむきな愛」「辛抱強い愛情」
感 想:深い意味があるかは分からないが、緑のひたむきな愛とかはとりこのさつきへの思いとかそらのとりこへの気持ちとか表している。

◇朝顔◇
シーン:7話。海辺のタクシーに絡まっている。
花言葉:全体「愛情」「結束」「明日もさわやかに」「あなたに絡みつく」
    紫「冷静」「平常」
    赤「はかない情熱的な愛」
感 想:これも段々と結束が増してきて、状況への冷静さとか赤は愛なので百合を表している。


<映像、音楽>

・作画は綺麗だった。あまり崩れも無くて冒頭の2人の出会いのシーンが綺麗。


<声優及びキャラ>

・諏訪部さんが出演してまして、今回は米兵の中佐。英語交じりでええ声英語で耳が癒された♡

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