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◆作品No.231 映画 シンデレラ -Cinderella-

🔴作品紹介🔴

放送期
1950年2月15日 冬
上映時間 75分
ウォルト・ディズニー・アニメーション作品No.12

character《視聴1992年版》
※外国語版声優、日本語版声優(順:1691年版、1992年版)
ナレーター:ベティ・ルー・ガーソン、松田トシ、鈴木弘子
▼シンデレラ家族
シンデレラ(Cinderella):アイリーン・ウッズ、富沢志満/歌浜田尚子、鈴木より子
●動物
ジャック(ネズミ/Jaq):ジム・マクドナルド、中村哲、山寺宏一
ガ ス(ネズミ/Gus):ジム・マクドナルド、中村哲、安西正弘・田中英樹
パーラ(ネズミ/Perla):ルシル・ウィリアムス、以降なし
スージー(ネズミ/Suzy):ジューン・サリヴァン、なし、川村万梨阿
ブルーノ(犬/Bruno):アール・キーン、原語版流用
メジャー(馬/Major)
●親族
トレメイン夫人(継母/Lady Tremaine):エレノア・オードリー、北林谷栄、寺島信子・谷育子
ドリゼラ・トレメイン(姉/Drizella Tremaine):ローダ・ウィリアムズ、前沢奈緒子、藤田淑子
アナスタシア・トレメイン(妹/Anastasia Tremaine):ルシール・ブリス、依田緑、高乃麗
ルシファー(ネコ/Lucifer):ジューン・フォーレイ、原語版流用
▼王室
プリンス・チャーミング(王子/Prince Charming):ウィリアム・ピップス/歌マイク・ダグラス、 友竹正則、風雅なおと
国王(The King):ルイス・ヴァン・ロッテン、中村哲、富田耕生
大公(The Grand Duke):ルイス・ヴァン・ロッテン、坊屋三郎、吉水慶・鳥畑洋人
郵便屋(The Herald):ドン・バークレーなし、茶風林
▼その他
フェアリー・ゴッドマザー(妖精/Fairy Godmother):ヴェルナ・フェルトン、堀越節子、京田尚子
その他:高木渉、滝沢ロコ、まるたまり、伊藤友美、石田彰


監督
ウィルフレッド・ジャクソン
ハミルトン・ラスク
クライド・ジェロニミ
脚本
ウィリアム・ピート、テッド・シアーズ、ホーマー・ブライトマン
ケネス・アンダーソン、アードマン・ペナー、ウィンストン・ヒブラー
ハリー・リーブス、ジョー・リナルディ
キャラデザ
フランク・トーマス、ウルフガング・ライザーマン
ウォード・キンボール、オリー・ジョンストン
ミルト・カール、エリック・ラーソン、ジョン・ラウンズベリー
マーク・デイビス、レス・クラーク
アニメーション制作
ウォルト・ディズニー・プロダクション


オープニングテーマ
「シンデレラ(Cinderella)」-マーニ・ニクソン、ザ・ジャド・コンロン・コーラス
エンディングテーマ
「夢はひそかに(A Dream Is A Wish Your Heart Makes)」-アイリーン・ウッズ、ザ・ジャド・コンロン・コーラス

挿入歌
「歌えナイチンゲール(Oh, Sing Sweet Nightingale)」-アイリーン・ウッズ、ローダ・ウィリアムズ
「仕事の歌(The Work Song)」-ジム・マクドナルド、ルシル・ウィリアムス、ジューン・サリヴァン
「ビビディ・バビディ・ブー(Bibbidi-Bobbidi-Boo)」-ヴェルナ・フェルトン
「これが恋かしら(So This Is Love)」-アイリーン・ウッズ、マイク・ダグラス


★あらすじ★
父親を亡くしたシンデレラは、意地悪な継母と二人の義理の姉に召使のようにこき使われていました。しかし彼女は、どんな仕打ちにも負けず前向きな姿勢で明るい未来を夢見ることをあきらめません。そんな気と、誰に対しても優しく接する彼女の態度を見たフェアリーゴッドマザーは、美しいドレスとかぼちゃの馬車をシンデレラに与え、舞踏会へと送り出します。そして魔法がとけた後も、シンデレラは自分をじ何ができるか探し続けた結果、奇跡を起こすのでした。



🔶感想🔶

<視聴日>
◆管理再視聴2024.8.21
●過去視聴済年月日不明

<評価:S>
※評価は物語・好みで付けています。
S:面白い・大好き A:面白い・好き B:普通・可も不可もない C:面白くな~い
(各評価+、-)

<感想>
**ざっくりあらすじ**
夢は願ったもん勝ち!!な物語。

シンデレラは何度も見た作品で今回は感想を書くため、改めてじっくり見返しました。(そんな大した事も書けないけどw)
童話作品で有名なので、プリンセスに憧れる意味での面白さは常々感じており物語も子供にも分かりやすい。起伏が激しいものでもないので受け入れやすい面白さです。
今回再視聴して成人した目線で見ると違う部分に目が行きとても面白かったです。
ディズニーと言えばファンタジー!!夢・魔法!そんなイメージが強いと思いますが、改めて見ると実はシンデレラは現実に近い・・いや
殆ど現実味のある作品だと感じました。舞台もどこかのヨーロッパ風の小国で魔法の世界ではない。出来事も日常で、ヴィランも普通の人間。無論ディズニーなので魔法は出てくるもののシンデレラストーリーと言葉があるほど現実で誰でもチャンスはあると思わせる内容だ。(ダンボ、バンビも現実味あるけど目をつぶってくださいw)
なにより改めて実感したのが、シンデレラ自身の事だった。
前置きでディズニークラシック作品は、1930年代の白雪姫~1980年代のリトルマーメイドまでを指します。
ディズニークラシック作品の中で2人目のプリンセスのシンデレラ。クラシックの姫と言うと王子様に憧れ夢見て現れるのを待っている。そんなイメージがある。ネット上でも近代プリンセスと古代プリンセスの相違が論じられていました。近代プリンセスは能動的なキャラが多く古代プリンセスは受動的だと言われてました。しかしシンデレラはクラシックの時代でも意外と能動的だと感じたので新旧の固定概念は当てはまらないのだと面白く感じました。全然待ってないし精神が強い。いじめのスルースキルもある。凄く強いww見習いたいくらい強い!!!
舞踏会も「きっと誰かが連れて行ってくれる」じゃなくて「仕事終わらしてドレス作って行ったろっ!」だし、靴の試も「いつか誰かがチャンスをくれる」じゃなくて「私にも権利あるから試させてよ!」と主張する。邪魔されても仲間の助けを借りてなんとかしようとする全然待ってない。めちゃくちゃかっこいいじゃないかシンデレラ!!と思いました。

ディズニーは教訓を入れるので大人になってその教訓や今回みたいに人物像を知る楽しみがあるので是非見て欲しいです!!

<感じた伝えたい事・テーマ>
本作に感じたテーマは「夢は諦めず、必ず叶う」、「教訓」です。
◆テーマ:「夢は諦めず、必ず叶う」
・まさに「dreams come true」。作者のウォルトが一番好きな作品で、逆境を乗り越え夢を掴んだ彼の背景と類似するからだそう。原作はシャルル・ペローの童話で構想に27年もかけたそうです。その膨大な時間とディズニーブランドを作り上げたもの相まって好きになったのかなと感じました。ずっと思い続けていたウォルトなので、シンデレラを通し伝えたかったのかもしれない。シンデレラも苦しい環境の中でも、いつか・きっと叶うと信じ続けていた、諦めなかった事で幸せを手に入れた。どんな環境でも、誰に何を言われても自分を信じて諦めない事が大切だと思わせる作品でした。

◆テーマ:「教訓」
・シンデレラの題材で主軸になるのが「いじめ・いじわる」です。見てて本当に嫌な気持ちになる。令和の時代だと反感を買うと思いますが、分かりやすく他者へ嫉妬・妬み・嫉みを持って接する事は外見も醜くなるということ。シンデレラと娘たちとの容姿の違いは一目瞭然。我がままで意地悪は容姿に出るから気を付けてねって教訓。これはルッキズム云々いうなと言われると思うが古今変わらない。人の生涯と性格は顔に出る。文句を言い続ければ口が本当にへの字に曲がってくる。
分かりやすい善悪がディズニーの魅力の一つなので、面白い。
シンデレラの強さを上記しましたが、本当の強さは弱い立場の者を虐げる事ではなく優しさをもって接する事が出来る人が強く美しい。その表現でもある。本来嫌われ者であるネズミにも服を着せ愛でている事で動物たちからの恩恵を受ける。動物は勘のいい生き物なのでオーラを見ているという表現に感じた。
後は因果応報。自分の行いはその分自分に返ってくる。意地悪すればその分幸せにはなれないということ。

<気になった事(良し悪し)>
・朝食のシーンで何でシンデレラはガスがカップに紛れ込んだと解ったのか?新人だからかね?他の皆はこんな過ちをしないからとか?www

・ネズミたちはわざわざ外で餌を貰わなければいけないのか?それを言ってしまうとあのシーンが無くなるのでシンデレラが直接渡せるよな~?なんて余計な事を考えてしまって脳が純粋じゃなくてダメねww自分でやりなさいって事なのかもw

・現実味と言いましたが、ディズニーらしいファンタジーは動物たちと話せる部分。絶対に欠かせない動物の相棒。これが無いとディズニーとは言えないと断言したい。後はフェアリーゴットマザー。魔法使う妖精ね!魔法も絶対ないとディズニーとは言えない!

・恋のお話なのに違う事の方が盛り上がってしまったw。一目で恋に落ちる。そんなのと思うがある。実は自分も一目ぼれをした経験者なのでww中身も何も分からないけど容姿や何か分からないけどグッと惹かれる事がある。(今の旦那さんです♡)それにしても乙女たちに興味の無い王子が初めて見た時から印象的であくびするほど退屈だったのだなとwまあ興味の無いおなごを何十人何百人見せられたところでではある。そこで出会った事にはやはり運命を感じざるおえません!!
このロマンスのシーン凄く好きなのが、12時でシンデレラが帰らなくてはいけなくていい訳で王子に挨拶をと知らないという所と名前すら知らないと探しようがないと必死な王子がくぅううううううたまらん!!!!王子の声も良いんだよね~。若くてでもセクシーで。初代は風雅なおとさんで歌手の方だそうです。

<謎、疑問>
◆シンデレラの名付け親は誰なのか?

→トレメイン一家が付けた。何も考えずそれが名前なのだと思っていたが意味を知るとそんな酷い名前を両親が付けるとは思えない。調べると本名は後付説があるそうですが由来がありました。
シンデレラとは灰かぶりと言う意味。掃除をさせていた継母たちが灰や埃をかぶった姿を見て『灰まみれのエラ/シンダーエラ』と馬鹿にした事がきっかけ。
各言語訳された中で王子と結婚したあとにエラ妃の記述もあるそうです。
本名は、Ella(エラ)で、cinder(灰、燃えかす)を繋げCinderellaになったようです。

<映像、音楽>
映像:セル画時代。魔法の表現やドレスの変身シーンは感動する。美しいしなによりディズニーは動きが滑らかで全部手書きなんだとCG当り前時代だからこそ改めて凄さが分かる。背景も絵本の様でぼかしが可愛いし、お城でのロマンスのシーンは白が美しくシンデレラとチャーミングの2人の美しい淡い恋の世界が良く表現されていると思う。ドレスは水色なんだけど白に近い水色で何ブルーなんだろう?本当に綺麗な色。
ジャックの寝起きシーンで羽の細かさとかアニメーターの腕の凄さが分かる。

音楽:自分は物語も勿論好きだけど、シンデレラは曲がより好きだと改めて感じた。殆どの曲が好きですが中でも、「これが恋かしら」、「歌えナイチンゲール」が好きです。

<声優及びキャラ>
・1992年版吹き替えを視聴して声優欄見ると結構大御所の方がやられているので驚いた。彰石田もいた事に驚いているけど見つからないww
・プリンスチャーミングこれは名前なのかというとそうではない。魅力的な王子の総称みたいなもの。彼らの名前が無いんだよね~。
・人間界隈だけじゃなく動物界隈でもルシファーというヴィランを用いて表現している。ルシファ―は欲に忠実で意地悪だけど猫だからすぐ追いかけるwww

●シンデレラ:鈴木より子さん演じる主人公。本当に強い人。何があっても気丈に振る舞い負けん気もある。無表情やダンスの相手が王子だと知った時のどこか行っている表情もいいww鈴木さんは幅広い職種を手掛けている方でその中でも歌に関するお仕事がメイン。なので歌声も御綺麗で演技も良かった。ウェットな声の空気が強いけど艶や色気があってシンデレラに合っている。

●ジャック&ガス:山寺宏一さん、安西正弘さん演じるシンデレラの友人のネズミ。話せるという部分がファンタジー!2匹ともいいこ!活発なジャックとおっとりしてるけどシンデレラの為に頑張るガスがかわいい。しっかり者とおっちょこちょいという構図。山ちゃんのディズニーへの貢献は知っていたけど・・・・けど。けど。まさかここも手掛けていたとは勉強不足だったwww声は機械で変えてあるけどよーくよーく聞くと山ちゃんの癖が分かる。これもまた面白かった要因の一つ。

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