地位や名誉がほしい

地位や名誉が欲しいこころは、noteを書く動機と同じだ。

副収入を求めてnoteを書く人もゐて、noteもそれを唆してゐるが、たしかに、地位や名誉は大きな収入を伴ふから魅力を持ってゐる。
けれども、それよりももっと私たちを惹きつけるのは、他人からの承認と称賛とからなる他人との絆が生れることだ。

他人との絆は、先づは、夢の世界である母親の体から押し出されてこの現実世界に出たときに、泣き叫んで求めたものだった。
その後は、あまり声に出しては泣き叫ばないが、必死で、他人との絆を求めてゐることには、新生児のときと、まったく変はりはない。

政治家が名誉を欲しがる、社畜が部長の肩書を求めてる、といふことで笑ってゐる私たちも、やはり、他人との絆を求めて声に出さずに泣き叫んでゐる。少なくとも、純粋にお金のためだけでなくnoteを書いてゐるなら、さうである。

それを見ない気づかないといふことだけが、新生児と違ふ点だ。
新生児にはnoteが書けないので、誤魔化せない。

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