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とある兵長日記と母性本能

楽しい話をして「楽しい」と言われたので、では今度から楽しい時は楽しいと言って欲しいと伝えたら、それは私のコミュニケーションを軽んじているように感じると残念がられた話。

彼はこの後、最初何を言っているか全く分からなかったけど、凄くいい勉強になったと締めくくっている。

昔から人はデジタル人間とアナログ人間と言うような言い方で2分割する傾向にある。

そんな僕はどちらかと言うと男性がデジタル、女性がアナログな思考と言うか言動なイメージを持っている。

この場合の彼は明らかに男性脳でデジタル、恐らく社会人、仕事人としては一流だろう。与えられた業務をいかに効率よくこなし無駄なものは切り捨て成果を上げるタイプに見える。

でも逆に言うと良くも悪くも言われた事しかしないのである。これは彼に対して言っているのではなく僕含めたほとんどの男性陣に対しての話である。

なので「楽しい話をして」のお願いに対して全力で楽しい話をすると思う。また次にお願いされたら恐らくもっと「楽しい話」をもって来ると思う。

しかも恐らく楽しい話は面白い話(すべらない話)になっているような気がする。

これは典型的に言われてやった事に過ぎないのである。

でも彼女の言っている事の本質はそうじゃない事に気が付かない男性陣は沢山いるし、こと今回の彼のように人一倍責任感が強く物事を物質的に固有名詞的に捉えていると「楽しい話」のみにしか焦点が合わなくなる。

いかにも英語的な感覚ではあるものの英単語にはニュアンスを変えると何十通りの意味になる。英語に比べて日本語は遠回りな言い回しになるともっぱら噂ではあるものの文章にしてしまうと「楽しい話」しか残らない。

ではそこに何が足りないか?

恐らく母性本能が足りないんだと思う。

母性本能を含ませた愛情や言動は「言われて」「やらされている」言動と比べ物にならない程奥ゆかしい。

そもそも母性本能が足りない男性陣と母性本能の塊の女性陣にはここで溝が生まれる。

女性「洗濯物干して置いてね」

男性「了解」→洗濯物を干す→やってやったぜ!どうだ俺って家庭のために頑張ってるだろ?

女性「ありがとう」→あれ?干した洗濯物シワだらけじゃない?気に入ってた服なのに!

男性(言われた事やったのになんで文句言われないといけないのか)

女性(これだから男って気が利かない)

これはあくまで1例(まるで我が家のようだ……)でその溝を埋める為の努力と言うか策を講じないと溝が埋まるはずもないので早めに気づくべきである。

従って男性陣は母性本能について頭の隅に置いた上で行動をした方が良いと思う今日この頃でした。




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