希望に満ち足りた毎日からの逃避欲求
誰かに必要とされたい
役割がほしい
自分が存在していい理由がほしい
私が心に持っていた夢
体調不良で引きこもっていたとき
廃人と化していた自分が強く願った夢
忙しく過ごしている現実が
夢が叶った証拠として現れている今
もっと期待に応えたい
評価されたい
信用を裏切りたくない
失望されたくない
さらにさらに
やらなければならない
立ち止まっている暇はない
白紙のスケジュールはもう見たくない
奮い立て
走れ
止まるな
転ぶな
毎日このモチベーションを意識すればするほど
とてつもない不安と
プレッシャーに潰れて起き上がれなくなる時がある
たいしたこともできてないし
メンタルなんて弱いくせに
少し褒められて調子に乗っているだけ
私が降りても
きっと次はすぐに見つかり
しかも私より有能に育つはず
代わりなんかいくらでもいる
自惚れるな
みっともない
何のために頑張っているの
自分のプライドのためだよ
自己満のためだよ
誰かのために頑張っている自分が
好きなんでしょ
私の中の私がささやく
せっかく夢が叶ったのに
社会で必要とされる仕事に出会ったのに
あの頃の自分には想像もできないほど
今の毎日は満ちているのに
自分で自分を壊したくなる
もう幸せを掴んでいいんだ
十分苦しんで生きて来たんだ
自分で自分を
認めて
否定して
褒めて
蔑んで
それでも励まして生きるしかない
自分を救えるのは自分しかいないのだ
最後まで読んでくださりありがとうございました
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?