{小説} 融解

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アマイドロドロの砂糖に全身をつけ込んだような




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間違ったことに心の中の善良の僕を裏切って足を突っ込むような


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どこか危ないけど甘く、少しでも荒く扱ったら壊れてコナゴナになりそうな



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君の中を泳ぐ





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少しでもつついたら壊れてしまいそうな君が好きだった

周りにいる男どもを払って

自分のものにしたくて


心の闇がコップいっぱいに溢れ出した

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子供のように自分の大事なものは自分のところにしまいたくて

僕は彼女を閉じ込めた





自分の物にすると彼女は日に日に笑顔が薄れていった





なんでだろう？




隣には僕がいるのに







いつか







彼女とヒトツになってしまいたい＿＿＿＿＿



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どこかでコップが割れるような音がした

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アマイ蜜と、ドロドロの黒い闇が混ざるまで3秒前＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




今日も夜空は綺麗だった

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「ここでニュースが入りました。深夜2時ごろマンションのお屋上から転落したと思われる2人の遺体が発見されました。原因は現在わかっておりません。
女性の首や足首などにあざがあり、何らかの暴力を受けたかと思われます。
現場を見た人からは、何かの液体が混ざったみたいだったと聞きました。以上です。」





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僕たち１つになれたかな？