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豆知識 会社を退職したら保険証はどうなる?

会社を定年退職したら、保険証はどうしたらいいのでしょうか?

ということで、自身の勉強も兼ねて少し調べてみました。
普段医療事務をしているので、多少の知識はありましたが、調べてみて驚愕!
もし病気になったら、医療費やばい!

例えば、年収500万円の人が病気で入院した場合、手術などで100万円かかったとするじゃないですか。
医療費の自己負担額には上限があるので、それを適用したとしてもひと月87,430円。プラス、食費、差額ベッド代、自費で買い取る雑費など。
しかも医療費の上限は、入院、外来別で病院ごとに適用されます。
ということは、入院前の事前検査や退院後のアフターフォローの費用は別途かかってしまうし、具合が悪いからと病院を渡り歩くと更に負担が増すことになります。

これは衝撃でした。
70歳になれば、制度が手厚くなるので自己負担も減りますが、10年後は制度がどうなってるか分からないし、これはもう民間の保険で備えるしかないですね。あとは、70歳まで健康でいること。ドクターショッピングをしないこと。健康なうちに民間の保険に入ること。それに尽きます。

さて、衝撃的な医療費の話はここまでにして、肝心の保険証についてお話しましょう。調べた結果を下の表にまとめました。

定年退職後の保険証比較

定年退職した後、選べる保険証は社会保険3種類と国民健康保険の4つです。

*社会保険(3種類)

  • 任意継続保険(任継)

  • 特例退職者健康保険(特退)

  • 家族の扶養に入る

*国民健康保険

また、現役時代は会社が保険料を半分払ってくれていました。
ですが、退職した以上は全額自己負担になります。つまり、保険料が倍に増えます。

以前は会社やだな、仕事行きたくないなと思ったこともありました。
ですが、会社に守られて働いていたことも事実です。
明日からは、自分のことは自分で守らなくてはなりません。

これって不安ですよね。
勤続年数が長いほど、認めたくないけど組織にどっぷり。
てことは、不安も大きい。
退職したら自由だけど全て自己責任ということを、改めて認識しました。

シニアの皆さん。
医療費のはしっかり備えて下さい。自分と大切な家族のためにも、いざという時、自分がどのくらい医療費を負担しなくてはいけないのか、上限額を知っておくと便利です。

自分の上限額は、スマホのマイナポータルアプリからマイナカードを読み込めば分かります。
上限額は「ア、イ、ウ、エ、オ」で表示されていますので、下に上限額をざっくり載せておきますね。備えあれば憂いなしです!

区分ア(年収約1160万円以上)
              252,600円+(医療費ー842,000円)X1%
区分イ(年収約770万円~1160万円) 
              167,400円+(医療費ー558,000円)X1%
区分ウ(年収約370万円~770万円)
              80,100円+(医療費ー267,000円)X1%
区分エ(年収370万円以下)  57,600円
区分オ(住民税非課税)   35,400円

お読みいただきありがとうございました。


本当はNOTEでもう少し詳しく、表などを入れた書きたかったのですが、機能が限られているようなので、WordPressでもう少し詳しい記事を書いてみました。そちらもお読みいただければ幸いです。


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