フルタイムの兼業主婦が保育士試験独学で一発合格した方法 ⑤
造形試験で求められていること
実技試験って何のためにあるのでしょう?
保育士試験は、保育士になるための試験です。ピアノが弾けた方がかっこいいから?絵がうまいほうが人気が出るから?
確かに、保育士の先生は、こどもにとってかっこいい大人、憧れの大人であった方がいいですよね。マル先生、絵がとってもうまいんだよ!って、こどもたちが目を輝かせながら話してくれたら、とっても嬉しくなってしまいますね。
ですが、その答えは、どれも違うのではないか?と私は思っています。
造形試験は、表現力を伸ばす指導ができるかどうかを試されている
私の答えは、これです。
実技試験どの科目にもいえることですが、保育士試験は、保育士としての技量を見極める試験なので、受験者の指導力を見ているのです。
つまり、造形試験では、子供の表現力を伸ばすために、その子達の発達段階を適切に把握した上で、保育の計画が立てられるかどうかを見ている試験なのではないでしょうか。
とうことで、やるべきことが見えてきますね。
造形試験では、問題文が用意されています。問題文をよく読み、登場する子供の年齢、季節、場所に応じた表現活動をイメージすることが大切です。令和5年度後期の試験は、2歳児のお絵描き遊びが課題でした。
2歳時の描くを正しく把握できているか?2歳児が絵を描く体制、クレヨンの持ち方などを、理解できているか、これらがわかっていれば、多少画力がなくても、十分合格できる点数がもらえるはずです。逆に、いくら絵がうまくても、2歳児に花や動物を描かせてしまっては、減点されているのではないでしょうか。
絵の練習以外にしておくべきこと。
絵の練習以外に、こどもの絵画、造形技術の発達をおおまかにでも、把握しておくことは大切です。殴り書き、○が描ける、想像して描くようになる、奥行きが出せるようになる、それぞれどのくらいの年齢で到達するのか、また、それぞれこどもの年齢にあった、表現指導の方法などは、知識として持っておくとよいと思います。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。今後、受験する方々に、少しでも参考になればと思って描きました。お役に立てれば嬉しく思います。
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