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練られた設定-『ズートピア』を語りたい。

ディズニー映画の中でも大好きな作品
『ズートピア』

(C)Disney Enterprises, Inc.

12/8(金)の夜9時から金曜ロードショーで放送されるので、勝手にレビュー兼宣伝します。

まだ見てない方も見たことある方も、
じっくり見たくなること間違いなし!

○作品の概要

現代文明に生きる動物だけの世界で“差別”や“偏見”を題材に取り上げた映画。
どんな動物も快適に暮らせる(?)大都会“ズートピア”で警察官になるウサギのジュディと詐欺師を生業としてきたキツネのニックが出会い、とある事件を解決していくストーリー。

このふたりがメインキャラで、展開もおもしろい。沢山の魅力的キャラクターと様々な動物の特徴が反映されたズートピアの街並みも工夫が沢山あるので見ていて楽しめる。
一見カラフルでポップな雰囲気に仕上げつつ、“偏見”や“差別”といった現代社会の問題をわかりやすく突きつける作品。

キーワードは『誰でも 何にでもなれる』

ディズニー映画の中でも現代社会に近い設定で“対比”の描写が散りばめられているのがポイント。見るたびに発見がある。

★注目ポイント

☆ジュディとニックの成長
→共に捜査をしていく中でお互いに成長していく
 ストーリーの要(かなめ)
☆大活躍のにんじんペン🥕
→録音機能付きのにんじん型のペン
 作中で何度も登場する最重要アイテム!
☆光と陰の描写
→特に橋の下のシーンに注目!
 心情とリンクしていて素敵な表現
☆他作品のオマージュやトリビア
→沢山出てくるけど難易度高めなものが多い!

魅力たっぷりのおもしろい作品なのでぜひ見てください!
(勝手に宣伝)


ネタバレ防ぎたい人はここまで。


※以下ネタバレ要注意!
 沢山語ってます。

◎ズートピアが伝えたいメッセージとは?


🐰ジュディは
○夢を諦めないで逆境にも負けずに挑戦し続けるタイプ
●表面だけで判断しがちなタイプ
一方で
🦊ニックは
○夢を諦めて自分と向き合うことから逃げてきたタイプ
●本質をみてから判断するタイプ
で描かれている。

この映画をじっくり見ていくと「誰でも無意識な差別・偏見を持っている」「表面だけでは本質は分からない」など様々なことに気付かされる。

学ぶことが多くて
大人でも改めて身に染みる映画。


この先、

♥︎ジュディとニックについてもっと深掘り!



ジュディ🐰 &ニック🦊ペアの個人的に好きなシーン
・ロープウェイでニックが過去を打ち明けてジュディが慰めるシーン
・橋の下でニックがジュディをよしよしするシーン
・博物館でニックが野生化してジュディもやられたフリした後に「ちょっとやりすぎだぞ」とネタバレするシーン
・警察官としてふたりで車に乗った後のやりとり

🐰ジュディは幼いころから正義感が強く、周りの意見に惑わされず夢に一途なヒロインでカッコいい!一方で、見栄っ張りでちょっと視野が狭くなってしまったり、見た目だけで判断しがちなところはリアルに共感できる。でも、誰かを褒めるのが上手だったり、頑張りやで頭の回転が速いのがジュディの武器だと思う。
あの会見を経て無意識の差別発言に気づいてから橋の下のシーンで過ちを反省するジュディ。
博物館のシーンでやられたフリをする時の幼少期の劇のセルフオマージュが好き。

🦊ニックはたまにビビリなくせに、表情と声の掛け方がイケメンすぎるギャップにやられる。ニック自身も過去に差別いじめにあったエピソードから、世間を気にして弱気を見せずにキツネという境遇に合わせた生き方をしてきたことがわかる。それでも頑張りやさんのジュディと出会ったことで心を開いて寄り添い、本来の優しい性格も滲み出てくる。
ジュディに渡された警察官の申し込み用紙も真面目に書いていて、詐欺師じゃなかったら普通にいいやつすぎてずるい。
そして吹き替え版ニックの声優・森川さんの声も良すぎ。

連携プレイもばっちりで相性が良くて最高のバディのふたり!


最後までご覧くださりありがとうございます。
ズートピアの魅力が伝わりましたでしょうか?

よろしければ、ズートピアの好きなところをコメントで教えてください!

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