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専門外も頑張ります

内科の範囲はとても広いです。ちなみに内科系の専門分野を列記しますと、循環器、呼吸器、消化器、腎、リウマチ膠原病、糖尿病、内分泌、感染症、脳神経、血液、などがあげられます。内科学が発展していくためには、細分化するのは当然のことだったと思います。で、若い医師が大学などで活躍したいと思えば、細部にこだわって研究していかないといけません。すると自分の専門は頑張るけど、専門外のことは他に丸投げする医師が増えます。その方が楽、安心、確実なんですね。

大学や大病院にいるときはそれでやっていけるのですが、開業医になるとそうは言っていられなくなります。最初から複数の病気を抱えておられたり、別の病気を合併したりしますからね。もちろん、手に負えないことであれば紹介でいいのですが、専門分野でなくてもある程度までのことはできるはずです。これをやらないと、通院先や薬が増えますので患者さんが大変なことになるのです。

自分はそう思うのですが、中には大病院の専門医のマインドのまま開業してる人がいるんですね。だから「コロナは診れません」という話になるんです。これはマズいですよね。

向こうは向こうで、「専門外のこともやるなんてケシカラン」と思ってるかもですが。




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