任天堂 2023年3月期決算をGTP-4で読む

任天堂 <7974> [東証P] が5月9日大引け後(15:30)に決算を発表しました。

経営成績の概況

  • 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が2210万本、『スプラトゥーン3』が1067万本と好調な販売

  • 『Nintendo Switch Sports』が960万本、『マリオカート8 デラックス』が累計で5379万本など新旧タイトルも順調

  • ミリオンセラータイトルは合計で35タイトル

  1. ハードウェアの販売状況

    • 半導体部品不足の影響で前期比22.1%減の1,797万台

    • ソフトウェアの販売本数は前期比9.0%減の2億1,396万本

  2. デジタルビジネスの売上

    • デジタル売上高は前期比12.7%増の4,052億円

  3. モバイル・IP関連収入等

    • 売上高は前期比4.3%減の510億円

  4. 財政状態

    • 総資産は2兆8,542億円

    • 負債は5,878億円

    • 純資産は2兆2,664億円

  5. キャッシュ・フローの概況

    • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 3,228億円の増加

    • 投資活動によるキャッシュ・フロー: 1,115億円の増加

    • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 2,909億円の減少

今後の目標

  • Nintendo Switchを一家に複数台、さらには一人に一台の普及を目指す

  • より長く遊んでいただけるよう、ユニークな提案を続ける

  1. 今後のソフトウェア

    • 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(5月)と『Pikmin 4』(7月)が発売予定

    • 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の追加コンテンツ『ゼロの秘宝』前編・「碧の仮面」(2023年秋)と後編・「藍の円盤」(2023年冬以降)が配信予定

    • ソフトメーカー様からもバラエティに富んだタイトルが発売予定

  2. その他の取り組み

    • 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が4月に公開

  3. 次期業績予想

    • 売上高1兆4,500億円

    • 営業利益4,500億円

    • 経常利益4,800億円

    • 親会社株主に帰属する当期純利益3,400億円

  4. 計算の前提

    • 主要製品の予想販売数量は資料14ページに記載

    • 為替レートの前提は1USドル=130円、1ユーロ=135円

利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当

2023年3月31日を基準日として剰余金の配当が行われることが決定されました。

  • 配当は2023年6月23日に開催予定の第83期定時株主総会で決議される予定です。

  • 1株当たりの配当金は123円で、総額は143,200百万円です。

  • 配当金の支払いが行われるのは2023年6月26日です。

  • 配当金は利益剰余金から支払われます。

  • 会社は2022年10月1日に1株を10株に分割しました。そのため、配当金の金額は分割前と分割後で異なります。

  • 中間配当金として1株当たり630円が支払われましたが、株式分割が行われたと仮定して換算すると1株当たり63円に相当します。

  • 期末配当と合わせた当期の1株当たりの年間配当金は186円となります。

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