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継続は力なり

[使徒の働き 14:4,5,6,7]

すると、町の人々は二派に分かれ、一方はユダヤ人の側に、もう一方は使徒たちの側についた。異邦人とユダヤ人が彼らの指導者たちと一緒になり、二人を辱めて石打ちにしようと企てたとき、二人はそれを知って、リカオニアの町であるリステラとデルベ、およびその付近の地方に難を避け、そこで福音の宣教を続けた。

今日の聖書箇所
使徒14:1〜18

今日も使徒の働きから恵みをいただいていきたいと思います。

パウロとバルナバがピシディアのアンティオキアのユダヤ人会堂で御言葉を伝えた
ところ多くの人々の救いも起こりましたが、同時に反発と迫害も起こりました。パウロはバルナバはそれを知ってイコニオンへと移りました。

二人がイコニオンで御言葉を語るとまた同じことが起こりました。一部のユダヤ人が激しく反発して、町の人々は二つに分裂し、反対派は二人を石打ちにまでしようとしたのです。

パウロとバルナバはそれを知ってリステラの町へと逃れ、そこでさらに福音を伝えました。するとそのリステラの町で大きなしるしと不思議が起こったのです。

生まれつき足の動かなかった人がパウロのメッセージを聞いているうちに信仰が与えられ、癒されて立ち上がるという奇跡が起こったのです。

それを見た人々はパウロとバルナバを神々の化身であると考え、二人に生け贄を捧げようとしたのですが、二人はそのような群集の中に駆け込み、自分たちもただの人間に過ぎない、そのような空しいことから離れて天と地を創造された唯一の神に立ち返るようにと叫ぶのです。

[使徒の働き 14:13,14,15]

すると、町の入り口にあるゼウス神殿の祭司が、雄牛数頭と花輪を門のところに持って来て、群衆と一緒にいけにえを献げようとした。これを聞いた使徒たち、バルナバとパウロは、衣を裂いて群衆の中に飛び込んで行き、叫んだ。「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。私たちもあなたがたと同じ人間です。そして、あなたがたがこのような空しいことから離れて、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えているのです。」

パウロとバルナバの姿勢を通して主の働きがどのように拡大していくのかを教えられるのではないかと思います。

第一は戦いの中で働きを継続することです。パウロとバルナバは行き先々で多くの人も救われたのですが、同時に激しい迫害と攻撃にも直面しました。

普通であれば、迫害や攻撃が収まるまで宣教をいったん休み、嵐が治まるのを待つのではないかと思います。しかし二人は町々を移動しながら宣教を続けるのです。

そのようにして働きを継続していく中で主も彼らと共に働き、しるしと不思議によって彼らの言葉が真実であることを証明されたのです。

[使徒の働き 14:3]

それでも、二人は長く滞在し、主によって大胆に語った。主は彼らの手によってしるしと不思議を行わせ、その恵みのことばを証しされた。

主の働き、主の御業が現されていく鍵の一つが継続にあります。途中でやめると働きは止まるだけではなく、それまで築き上げられていたものまでも崩れてしまうのです。

しかし働きを継続するためには多くの戦いと困難があるのです。それができないあらゆる状況、環境が起こってきて、また私たちの心ももうこれ以上は無理だという思いに支配されそうになるのです。

ここが正念場なのです。ここで退き、引いてしまう人たちも多くいます。しかしその時、主の働きもそこで終わってしまいます。しかしそれでも主の働きを継続する時に私たちの思いを超えた主の御業が現れてくるのです。

信仰生活と宣教は継続が鍵なのです。もう無理と思われる中でも継続していくとある時点で突破口が開かれ、ブレイクスルーが起こってきます。それをなすためには肉の決心や努力ではできないので、やはり祈って主からの力と助けを受けるしかありません。

第二に徹底して主にのみ栄光を捧げる謙遜な心が必要です。

リステラの人々はパウロとバルナバを神々のように崇めようとしました。しかし二人はそれをしょうがないなーと傍観するのではなく、走っていって全力でそれをとどめたのです。

人には人々からの称賛を受けたいという弱さがあり、目に見える人を神格化してしまうという弱さがあります。どちらも罪から生まれる肉の働きです。しかしそれに従ってしまうと主の働きはとどめられ、崩れていくのです。

主に力強く用いられた多くの主の器が人々からの称賛と高慢によって倒されていきました。私たちも人を称賛しないように、また主の栄光を奪ってしまわないように日々祈って警戒していき、この地上の生涯の最後の日まで主の働きに用いられていきたいと思います。

今日の祈り
主よ、信仰生活と宣教を中断させようとする霊的な戦いに祈って勝利させてください。また人を崇めたり、人を称賛する誘惑から守り、主だけに栄光を返す謙遜な心を与えてください。

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