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ふたりめの恋人のこと。Part①
当時、A市が所有する◯◯ホールで、「◯◯ギャル」と呼ばれるアルバイトをしていた私。
このホールの職員の方からの紹介で、ある時からA市役所でもアルバイトをする事になった。
そこで出会ったのがTYくん。
部署は違ったものの、局が同じだったので、同フロア勤務。
ある日、席でお弁当を食べていたら、彼がやって来て「良かったら、これ食べて。」とわらび餅をくれた。
それまでは、偶に廊下ですれ違う顔見知りというだけだった彼。
それからは挨拶をする様になり、ある時、「好きです。」という言葉と共に、彼の名前と携帯番号が書かれたメモを渡された。
それきっかけで、始まったお付き合い。
ストレートに「好きです。」と言葉にして言える彼を男らしいと思った。
その日は、帰宅する電車の中で、気付いたら、ふにゃ〜と顔が緩んでしまう自分がいた。
彼がどうのこうのではなく、他人から自分の事を好きだと言ってもらえた事が、素直にすごく嬉しかったのだ。
実際、付き合ってみると、彼はサーフィンを愛し、ドラムを愛し、食べる事を愛し、争い事が嫌いで、温厚な優しい優しい人だった。
ある日、市役所の総務部の人から「雇用にルールがあって、連続して(雇用)契約が結べないから、1カ月間だけ休んで欲しい。」と言われた。
「じゃっ、空いた1カ月間、何しよう?」と思っていたら、丁度、学生時代の友人が「スキー場のヒュッテで住み込みのアルバイトを一緒にしない?」と誘ってくれた。
棚ぼたじゃん!?
渡りに船!?
とばかりに「やる!」と返事。
これ、彼には、ちょっと怒られましたね。
「俺の事ほっといて、好きな事し過ぎやで!」って。
「ごめん。。。」汗。
本当に優しい彼で。
まだその頃は、携帯電話が普及する少し前だったから。
「一日のバイトが終わったら電話をする様に。」と、手紙と一緒にテレフォンカード数枚を何度もヒュッテに送ってくれる様な人だった。
私は毎晩の様に電話した。
数日、電話しない日があると「なんで電話くれへんかったん?待ってたんやで。」と言われるのが少し重たかったけど、それも愛されてるが故だと分かっていたし、幸せだったと思う。
素敵な恋愛をしていました。
それでは、また。次のnoteで♪
◇ ◇ ◇ ◇
而今(じこん)・・・今を生きる事。
過去でも未来でもない「このいま」を生きる事。母が好きだった言葉だけど、「このいま」感じた事を忘れない様にnoteします。
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