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失くしたものは戻ってきたらラッキー

失くしたものが戻ってきたら、それは奇跡だと思うことにしている。

奇跡はオーバーだとしても、ラッキーくらいに思うことにしている。

失くしてしまったのは自分の責任なのだから、人に八つ当たりするのはお門違いである。

また、失くしてしまった自分を責めすぎて、目も当てられないくらい落ち込んでいる人がいるが、あれもやめた方がよいと思う。

本当に大事なものであれば、必ず戻ってくる。

拾った人に感謝こそすれ、対応が悪いなどと文句を言ってはいけない。

そもそも、失くしてしまったり落としてしまった自分が悪いのだ。

僕はこれまでの人生で財布を2回落としたことがある。

2回とも戻ってきた。

1回目は数十年前。
夜中に、ジャージのポケットに長財布を入れ、自転車で近くのコンビニまで行ったとき。

家に帰ってからポケットに財布がないことに気づき、慌てて帰り道を引き返したが道には落ちておらず。

3日後に、警察から電話がかかってきて、無事戻ってきた。
財布の中のお札はなくなっていたが、カード類はそのままあった。

お金だけ抜き取ってそのまま捨てられたのを、別の親切な人が交番に届けてくれたのか。

当時付き合っていた彼女が慌てて、銀行に行ってキャッシュカード使えなくした方がいいよ!と教えてくれたが、僕はさほど慌てていなかった。

2回目は数年前。

車に乗る時、鞄が開いていて、財布が落ちたことに気づかずにそのまま発進。

2時間後目的地に着いたときに、鞄の中に財布が入っていないことに気づいた。
その時は妻から散々罵声を浴びせられたが、僕は「まぁ、過去には戻れないからな」とどこ吹く風だった。

その1時間後、自宅の前の人が拾ってくれてポストに入れてくれていた。

失くしてしまったものは、戻ってきたらラッキー。
そんな僕の思考や性格が、妻は信じられないらしい。

瞬間は「やっべ~」とは思うが、悩んだところでしょうがないのである。

後悔しても過去には戻れないのである。

妻はかつてショッピングモールで、1万円が入っていた百均の小分け袋を落としてしまったそうで、家に帰ってから、そのショッピングモールに電話して落ちていなかったどうかを、泣きそうになりながら聞いて、ないと分かると「まじありえないんだけど!」と拾った人かモールの対応してくれた人に悪態をついていた。

そして、あろうことか、その時使っていたリュックまで捨てていた。

「なんでそんな平気でいられるの?」と言われるが

逆に

「落ち込んだって戻ってこないよね?」

と心の中でつぶやくのだった。。。



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