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マスク文化定着世代と脱却世代

この前ちょっとした作業のためにハンバーガー屋さんに行きました

家での作業より外出先の方が捗ったりしますよね

店でしばらく作業をしていると、目の前のテーブルに高校生カップルがやってきました

新学期も始まる季節ですし、初々しくていいなと思いました
彼らが新入生かどうかは知りませんが

二人はマスクをしてやってきました

店は忙しかったようで、番号プレートで食事が運ばれてくるのを待っていました

まあここまではいいでしょう

商品がやってきて、それを手に取ったので食べ始めるのかなと思っていたら、彼らはマスクを一向に外さないのです

ハンバーガーを両手に携え二人はしばし向かい合い、会話を続けています
はやく食えよと思ってしまいました

会話は聞こえませんでしたが、マスクを外すのに躊躇している様子が少し伺えました。お互いタイミングを見計らっているようです
出会ったばかりでまだ素顔を見せるのに抵抗があるのでしょうか

そして数分経った後、やっと食べ始めました
ハンバーガーの大きな包装紙で顔を微妙に隠しながら


私はコロナをきっかけにこんなにも素顔を見せることに心理的な障壁ができてしまったのかと悲しくなりました

このルッキズム全盛の時代に、コロナによってマスクを着け続けなければならない風潮ができ上がってしまったことはなんと不幸なことでしょうか

どちらが先かは難しいですが、どちらも相互に作用しあってより抜け出せない文化として定着しかけている気がします

夏あたりが本当にどうなっていくかの境目ですね

彼らは食事が終わるとすぐにマスクを付け直しました

全員が全員出ないとしても、物理的にも精神的にも仮面を付けて自分を覆わなければ自信を持って生活できないなんて、となんだかとても悲しくなりました

念の為言っておくと、私は彼らをじっと観察していたのではありません
パソコン越しの視界に否応なしに入ってくる光景でした

単純に付けていると鬱陶しい、持っていくのをしばしば忘れる、そして最初から外していることで容姿についてあれこれ予想をさせる余地を与えないようにするために私はもう出来るだけマスクは外すようにしています


追記

これ書いたのしばらく前なんですが、自分の書いたものを少し寝かせて読み返してみるのもなかなか面白いですね

これもひとえにnoteさんのおかげです。書くきっかけをくれてありがとうございます(意味のない胡麻をする)

てめぇごときになんで顔を見せる必要があんだくらいの勢いでいる人も今はいるかもしれませんね
目元だけの方が数割増で容姿がよく見えるし

そう考えると俳優とかアイドルとかマスクしてる時の方が微妙な人たちってすごいよなーって思います

おしまい









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